目次
第1章 この本の使い方
- 1.1 「文書が書けない」悩みも人それぞれ
- 1.2 悩み別・本書の使い方ガイド
- 1.3 「紙を書く」ことを馬鹿にする者に未来はない
- 1.4 技術力を活かすためにも,書く力を身につけよう
第2章 事例で探る「わかりやすく書く」ための6ポイント
- 2.1 技術者といえども「ドキュメント」を避けては仕事ができない
- 2.2 「文章のテクニック」に走る前にやるべきことがある
- 2.3 「文章を書く前にやるべき9割」とは何か?
- 2.4 最も基本的なポイントは6つ
- 2.5 事例 次世代ストレージ・システムの意義
- 2.6 [ポイント1]分類してラベルをつける
- 2.7 [ポイント2]意味のある順番で並べる
- 2.8 [ポイント3]数量化してグラフを使う
- 2.9 [ポイント4]メッセージを入れる
- 2.10 [ポイント5]相手の価値観を考える
- 2.11 [ポイント6]情報量を減らす
- 2.12 図解の元になった文章はどうする?
- 2.13 難解なテクニックは不要だが覚えただけでは使えない
第3章 「書く力」向上作戦の進め方
- 3.1 まず何から始めればいい?
- 3.2 一番手軽で応用が効く方法は「とりあえず分割してみる」こと
- 3.3 分割に困ったときこそ,成長のチャンス!
- 3.4 分割することはイコール分類すること
- 3.5 自分の理解を要約したラベルをつける
- 3.6 分割で悩むような文章は捨てて手っ取り早く成果を出そう
- 3.7 さらに3段構えで「書く力」のパワーアップ作戦を考える
- 3.8 [ステップ1]動機を確認する
- 3.9 [ステップ2]型を真似る
- 3.10 [ステップ3]引き出しを増やす
- 3.11 必要なのは「情報」であって「文章」ではない
- 3.12 「良い文章」はかえって読者を誤解させやすい
- 3.13 新聞や雑誌の記事をお手本にするのは大きな勘違い
第4章 ワークフローの中での文書の役割を考える
- 4.1 エンジニアの声が経営者を動かせないのはなぜ?
- 4.2 ビジネスの基本は状況把握・方針立案・行動提案の3段階
- 4.3 使うタイミングを間違えていませんか?
- 4.4 「状況把握」段階では情報量の削減をしてはいけない場合がある
- 4.5 「方針立案」段階では典型的な「型」がある
- 4.6 「行動提案」は,方針を相手の受け取りやすい形に整えること
- 4.7 状況把握の「型」は千差万別
- 4.8 「Simple is best」が常に正しいわけではない
- 4.9 現実をありのままに表現した図が必要なときもある
第5章 IT関連ドキュメント構造化事例集
- 5.1 見て,真似て,考えて,身につけよう
- 5.2 [事例1]誤配送連絡
- 5.3 [事例2]クラスタリング技術の結集
- 5.4 [事例3]システム構成テンプレート化構想
- 5.5 [事例4]ファイルサーバー性能測定ツール
- 5.6 [事例5]電池の持ち時間をグラフで表す
- 5.7 [事例6]パソコン用インタフェース
- 5.8 [事例7]通信機器の障害防止策
- 5.9 [事例8]Apacheの設定ファイルに関する説明文(1)
- 5.10 [事例9]Apacheの設定ファイルに関する説明文(2)
- 5.11 [事例10]Apacheの設定ファイルに関する説明文(3)
- 5.12 [事例11]Apacheの動作に関する説明文
- 5.13 [事例12]SSIDとは
- 5.14 [事例13]マルチSSID機能
- 5.15 [事例14]インシデント対応活動
- 5.16 [事例15]機密性・完全性・可用性
- 5.17 [事例16]ウイルス,スパムメール対策
- 5.18 [事例17]個人情報保護法ガイドライン
第6章 ドキュメンテーション作業チェックリスト
- 6.1 文書作成中に悩んだら,いつでも確認!
- 6.2 対象者・ワークフロー・表現の3分野でチェックする
- 6.3 「対象者確認」…誰がいつ何のために読むものか?
- 6.4 「ワークフロー確認」…状況把握,方針立案,行動提案
- 6.5 「表現調整」…用語の選択,概念のまとまり,数値表現
第7章 人間の認知情報処理モデルの観点から
- 7.1 人の脳内には2種類の情報処理回路がある
- 7.2 同時処理型・継次処理型はそれぞれ「得意技」が違う
- 7.3 「文章」は継次処理型に適した表現手段
- 7.4 ネットワーク型の構造は図解でなければ表現できない
- 7.5 ネットワーク型情報を図解するときは継次処理型向けの手を加える
- 7.6 図解に決まった手法はない
第8章 ドキュメントだけではコミュニケーションは改善しない
- 8.1 「コミュニケーション」って何だろう?
- 8.2 『カッツの3能力』から「コミュニケーション」を考える
- 8.3 テクニカル・コミュニケーションでは「文書」情報の山ができる
- 8.4 ヒューマン・コミュニケーションでは短時間・多頻度の顔合わせが重要
- 8.5 「ヒューマン」ができていないと「テクニカル」にも支障が出る
- 8.6 「目標をイメージさせる」のがコンセプチュアル・コミュニケーション
- 8.7 コンセプチュアル・スキルの核は価値観,抽象化,語彙
- 8.8 お互いに切磋琢磨するコミュニティに属していますか?
- 8.9 ドキュメントだけではコミュニケーションは改善しない