目次
はじめに
[序部]薬をプロ野球選手に置きかえてその本質を少し感じてみよう
- 1 薬理学は,薬の正体を暴く「科捜研」のようなもの
- 2 薬の本当の性格が理解できれば,薬との良い付き合い方が見えてくる
- 1 薬が「プロ野球選手」だとしたら,ドラフト会議で指名される確率は7000 分の1
- 2 薬の場合,指名される選手になるまでには最低でも100 億円はかかる
- 3 注目される選手ほど,ちょっとしたことでもマスコミに取り上げられる
- 4 どんな優れた選手でも,監督がその選手を上手に使わなければ選手は活躍できない
- 5 チームプレーは,他の選手との相性が大切だが,それは監督の仕事
- 6 すごく人気のある選手でも,すべてのファンに愛されているわけではない
- 7 薬は一人前の活躍をした後,一定の時間が経過すれば,FA の権利を獲得する
- 8 新しいスター選手が登場すれば,監督も使いたがる
- 9 たくましそうな選手でも精神は繊細なので,扱いに注意するのが監督の務め
- Column 新薬の薬価は,どうやって決まる?
[第1部] 難しい薬理学の基礎知識を何となく味わってみよう
- 1 薬理学や薬を理解するために,知っておかなくてはいけない知識
- 1 薬は,残念ながら病気を治せる力をもち合わせていない
- 2 なぜ薬を用いるのか
- 3 薬は,何らかの変化を体の機能に与える力をもっている
- 4 薬の作用を効果的に発揮させるには,適切な投与量の設定が重要
- 5 薬の作用の発現パターンにはいくつかある
- 6 受容体の多くは仮説でもこれなしでは薬理学は成り立たない
- 7 なぜ人によって副作用が出たり,出なかったりするのか
- 8 薬理学の“I have a pen”は,「自律神経系」の薬理
[第2部] 薬の作用メカニズムをイメージできれば,付き合い方が見えてくる
- 1 循環器系の治療薬
- 1 高血圧症治療薬
- 2 低血圧症治療薬
- 3 狭心症治療薬
- 4 心筋梗塞治療薬
- 5 心不全治療薬
- 6 脂質異常症治療薬
- Column 薬局での処方せんによる調剤の一般的な流れ
- 2 代謝系の治療薬
- 1 糖尿病治療薬
- 2 高尿酸血症治療薬
- 3 甲状腺疾患治療薬
- 3 呼吸器系の治療薬
- 1 気管支喘息治療薬
- 4 消化器系の治療薬
- 1 消化性潰瘍治療薬
- 2 下痢治療薬
- 3 便秘治療薬
- 4 消化器機能異常症治療薬
- 5 感染症の治療薬
- 1 細菌感染症治療薬
- 2 インフルエンザウイルス感染症治療薬
- 6 精神神経系の治療薬
- 1 うつ病治療薬
- 2 認知症治療薬
- 3 統合失調症治療薬
- 4 片頭痛(偏頭痛)治療薬
- 5 てんかん治療薬
- 6 不眠・不安症治療薬
- 7 パーキンソン病治療薬
- 7 骨,泌尿器系の治療薬
- 1 骨粗鬆症治療薬
- 2 前立腺肥大症治療薬
- 8 アレルギー,免疫系疾患の治療薬
- 1 関節リウマチ治療薬
- 2 花粉症治療薬
- 9 眼の治療薬
- 1 緑内障治療薬
- 2 白内障治療薬
- 10 ガンの治療薬
- 1 ガン治療薬
- 11 嗜好品依存症の治療薬
- 1 アルコール依存症治療薬
- 2 ニコチン依存症治療薬
- 知っていそうで知らない,クスリのおもしろクイズ
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