概要
特集1
JSPの強化ポイントとWebサービス対応を究明
最新版J2EE 1.4 詳細解説
J2EE 1.4の目玉には,JSPの大幅な性能強化と,Java XML Packを取り込むことによるWebサービスへの対応が挙げられます。これまでのJSP 1.2ではデザインとロジックがソースの中に混在してしまう問題があったのですが,JSP 2.0ではタグファイルが用意され,開発上の利便性が大幅に向上しています。EJBも2.1にバージョンアップし,Enterprise BeanとJAX-RPCやJAXMを組み合わせることで,EJBをWebサービスのエンドポイントとして作成することが可能になりました。本特集では最新版JSP/サーブレット/EJBのポイントを紹介するとともに,Java Web Services Developer PackによるWebサービスの構築やJSP 2.0のサンプル実装を行い,J2EE 1.4の世界を実際に体験していただきます。
特集2
業務システムにおけるデータベースを捉え直す
RDBMS再入門
RDBMSは,WEB+DBシステム構築の大前提とも言える存在ですが,さらに考えると,業務システム,そしてビジネスそのものを大きく左右する,企業の根幹とも言える存在です。本特集ではそのような観点から,まず30年に渡るRDBMSの歴史を紐解き,RDBMSがそもそもなぜ誕生したのか,存在意義を確認します。次に実際の業務システム構築現場で,どのようにすればシステムを,そしてビジネスを破綻させないDB設計ができるのか解説します。そして第3章では,RDBMSの資産を最大限に活用するために,SQLのインタプリタとしての内部構造に配慮した使い方,そしてストアドプロシージャの上手な活用法などを解き明かしていきます。
特集3
Javaプログラマのための
C# & ASP.NET入門
Windows .NET Server 2003のリリースも目前に迫り,.NETは普及期を迎えようとしています。さまざまな媒体でJava vs C#,J2EE vs .NETという構図が取り上げられ,気になっているJavaプログラマの方も多いのではないでしょうか。そんなJavaプログラマのみなさんに向けて,今回は,C#によるWebアプリケーション(ASP.NET)開発の実際を特集します。後発の技術だけあって,C#,ASP.NETにはJavaにはないメリットがあります。本特集は単なる比較記事に留まるのではなく,具体的な実装方法について丁寧に説明していきますので,これを機会にC#によるWebアプリケーション開発も身につけてみてはいかがでしょうか。
特別企画
PDF生成からシステム導入まで
Web+帳票システム構築
Web化が広まっているシステム開発の現場と言えど,開発者の多くが頭を悩ませているのは帳簿・伝票(帳票)の作成ではないでしょうか。本特別企画のPart1では,帳票のフォーマットとして広まっているPDFの基礎知識を解説するとともに,Perl/Javaによるフリーのライブラリを利用したPDFの生成を取り上げます。Part2では,大規模システムにおける帳票生成のための各社の帳票ソリューションを紹介します。顧客の要求に応える帳票を作成するための参考になるでしょう。
シリーズ企画 前編
オープンソースXMLデータベースXindiceを探る
XMLデータベース完全入門
XMLデータベースは,その名の通りXML形式でデータを格納する,新しいタイプのデータベースです。 XMLデータベースを利用することにより,ドキュメント,通信プロトコルに加えてデータベースと,WebシステムのすべてにおいてXMLを利用することができるようになります。本シリーズ企画では,XMLデータベースとしてApache XMLプロジェクトのXindiceを取り上げ,前・後編(Vol.12)の2回に渡ってXMLデータベースの概要と使い方,XMLデータベースを使ったWebシステムの構築について解説します。これまでのRDBMSとは違うXMLデータベースの世界をぜひ本記事で体感してみてください。