概要
特集1
コードジェネレータ,AOP,O/Rマッパ,HTMLモックで実現!
無駄なコードを書かない技術
バグを最小限に抑える方法は,コードを書く量を最小限にすることです。開発の工程の中には,業務ロジックとなる,書く必要のあるコードはもちろん存在しますが,それと同時に,工夫次第ではコードを書かずとも要件が満たせる要素も多く存在しています。本特集では,「いかに書くか」より「いかに書かないか」を考え,コードジェネレータやAOPなどを有効に活用して,不必要な工程を削ぎ落とした,よりシンプルに,よりクレバーに開発を進めるためのポイントをお送りします。
特集2
Rubyの哲学,RailsによるWebアプリ開発,そしてdRuby
はじめてのRuby & Rails
『達人プログラマー』の著書で知られるDave Thomas氏は,2005年に「今年は,Rubyの年になる」と予想しました。その勢いは2007年になってもとどまるところがありません。今こそ「楽しさ」(=ストレスのないプログラミング)をモットーに作られたプログラミング言語Rubyを使い始めるときです。
本特集では,Rubyを使ったことがない人に向けて,初歩から順に解説していきます。まず第1章から第3章では,Rubyについて解説します。第4章から第5章では,「Less Software」(より少ないコード記述で済むソフトウェア)をモットーに作られたWebアプリケーションフレームワークRuby on Railsを紹介します。そして最後の第6章では,小さく実装された大きな枠組み,Rubyの分散オブジェクトシステムdRubyを取り上げます。
特集3
しくみがわかるとここまで違う
現場に効く DBチューニング入門
DBはそのしくみを理解したうえでSQLを書くのとそうでないのとで,パフォーマンスが劇的に変わります.本特集では,SQLは書けるけれども自分のコードの性能に不安があるという方,DB初心者の方を対象に,RDBMSのしくみを踏まえた「正しいチューニングのしかた」を,どこでどのように手を加えるべきか,「理論編」「実践編」に分けてわかりやすく解説します.実践編ではディスク,テーブル読み込みなどの基本構造を説明したあと,チューニングとは何か,どのように行われるべきものかについて,そして実践編では,SELECT文や結合などSQLの基本構造を説明したうえで,SQLチューニングのポイントとなる結合のパフォーマンスアップ技法を解説します。
新人歓迎企画
これからのソフトウェア開発者に求められること
学ぶべきこと,学び方,開発リテラシー
ソフトウェア技術には寿命があり,短くて2年,3年,長いものでも10年経てば過去のものと見られるようになります。開発手法やソフトウェアの提供方法もその時代に合わせて変化していきます。しかし同時に,「本質」という寿命の長い知識もあります。これからのソフトウェア開発者には,変化に対応して学び続けること,本質から理解することが求められます。
本企画では,新人のソフトウェア開発者の方に向け,学ぶべきこと,学び方,これからの開発に必要なリテラシーを解説していきます。
事例企画
開発者の流儀
新サービス構築の舞台裏
現在のWeb業界では,アイデアをいかに素早く実現するかが重要です。エンジニアには,高品位なサービスを素早く低コストで開発することが求められています。本企画では,インターネット証券,イベント検索サービス,Webカレンダーといった実在するサービスの構築時の苦労や工夫を,開発者自らがそのノウハウとともに解説します。