概要
『1冊でマスター 大学の微分積分』の線形代数バージョンです。高校で扱わなくなってしまった行列は特に丁寧に計算を省かずに解説します。必ず扱う「掃き出し法」は,連立1次方程式を解いたり,行列式,行列のランク等を求めたりするときに大活躍する計算方法ですが,意外と苦手な人が多いようです。本書は,その辺にも十分配慮していねいに解説します。
また,別冊として,練習問題を付けますので実力試しにも役立つこと間違いなしです。
本書1冊があれば,線形代数がマスターできます。
こんな方におすすめ
- 線形代数を学び始めた人
- 工学や経済で線形代数を使う必要が出てきた人
目次
第1章 ベクトル
第2章 行列
第3章 行列式
第4章 連立1次方程式
第5章 線形空間
第6章 線形写像
第7章 行列の標準形1(正則行列を用いて)
第8章 行列の標準形2(直交行列,ユニタリ行列を用いて)
第9章 行列の標準形3(単因子を用いて)
第10章 2次形式
サポート
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[別冊]問題演習の使い方
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本PDFは[別冊]問題演習と解答のうち,解答をはずしたものです。
独習にお役立てください。
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正誤表
本書の以下の部分に誤りがありました。ここに訂正するとともに,ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
P.206 下から2行目
P.230 定理の赤い枠の上,下から5行目
誤 |
x∈Kerf(f^j)
|
正 |
x∈Ker(f^j)
|
P.272 上から9行目と10行目の間にある赤い文の1行目
P.26 「行列の積」(赤枠囲み)の一番左の(l,m)型行列Aの引出線からの用語
P.41 「逆行列」(赤枠囲み)の2行目
P.62 上から9行目のsgn
誤 |
|
正 |
|
P.99 一番下の図(ア)赤い右向きベクトル
P.244 上から11行目
P.244 上から15行目
誤 |
と考えることができます。
|
正 |
と考えることができます。これをhgUとしましょう。
|
P.244 上から16行目 文頭
P.245 7行目の式について
式が成り立つ説明の詳細をPDFに記しました。詳しく知りたい方はぜひご活用ください。
P.260 下から3行目の式の最後の項