書籍概要

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改訂新版Jenkins実践入門
――ビルド・テスト・デプロイを自動化する技術

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発売日
更新日

概要

本書は,導入から運用管理までを解説した定番書としてご好評いただいた『Jenkins実践入門』の改訂版です。今や世界で最も普及しているツールとなったJenkins。その進化にあわせて,生みの親である川口耕介氏監修のもと,Infrastructure as Code,Immutable Infrastructure,コマンドラインからのリモート操作方法などのトピックを新たに追加。ビルドツールや,プラグインなども最新の情報に更新しました。チームの一員として上手に迎えるための実開発のポイントがわかります。

こんな方におすすめ

  • CIを取り入れようとしているエンジニア

著者から一言

Jenkinsは,世界中で広く使われている継続的インテグレーションサーバです。拡張性が高く,日本語化が進んでおり,活発なコミュニティもあるお陰で,日本でもJenkinsの認知度は高いと思っています。しかし,実際に現場に適用しようと思った時に,拡張性・自由度の高さがかえって仇になって,「どうしたらいいのかわからない」という声もよく耳にします。ちょうど「レゴブロックが箱一杯にあるけれども,どうやったら家を作れるかわからない」というような状態です。

ソフトウェアを書く作業にはある種の才能,努力,時間が必要です。しかし,そのソフトウェアという「点」を普及させ,実際に世の中の役に立つ「面」に広げるのも別種の才能,努力,時間が不可欠です。海の向こうから,日本でJenkinsを点から面へ広げる上で,私はある種の手詰まりを感じていました。

NTTデータの佐藤さん(当時)のチームに声をかけていただいたのはそんな時でした。佐藤さんのチームではNTTデータの社内向けに開発環境やプロセスの整備を進めており,Jenkinsもその一環として使ってらっしゃるとのことでした。

本書は,そんな佐藤さんのチームがNTTデータの現場のプロジェクトと日々接する中で培った経験から生まれました。先進的な技術を現場に導入する ―― 実用的な,現場指向の本を生み出すために,これ以上優れた環境は考えられません。

本書には,そんな「点を面に広げる洞察」が溢れています。レゴブロックをこうやって組み立てればまずは家が建つ,という道筋がきちんと示されています。これをまずスタートにして,そこから読者が各自自分好みに部分部分を作り替えていける自由度はJenkinsが持っています。実際にJenkinsを仕事に組み込む上で,この本が役に立つと確信しています。

川口耕介
Jenkins プロジェクトリード
CloudBees, Inc. アーキテクト

目次

  • 本書の刊行に寄せて 川口耕介
  • はじめに

第1章 継続的インテグレーションとJenkins

1.1 継続的インテグレーションとは

  • 1.1.1 手動ビルドとビルドツールの限界
  • 1.1.2 継続的インテグレーションと5つのメリット
  • コラム 継続的インテグレーションはXPから生まれた
  • 1.1.3 継続的インテグレーションの4つの疑問
  • 1.1.4 とあるチームの結合テスト

1.2 継続的インテグレーションに必要なもの

  • 1.2.1 必要となる6つのツール
  • 1.2.2 必要となる2つの機能

1.3 Jenkinsとは

  • 1.3.1 Jenkinsの6つのメリット
  • 1.3.2 Jenkinsの歴史
  • コラム Jenkinsコミュニティに参加する3つの方法

第2章 インストールと設定

2.1 Jenkinsをインストールする

  • 2.1.1 Windows Server 2012にインストールする
  • 2.1.2 CentOSにインストールする
  • 2.1.3 Tomcatにインストールする
  • コラム jenkins.warで簡単起動
  • コラム Jenkinsをインストールせずにクラウドで使えるDEV@cloud by CloudBees

2.2 Jenkinsの初期設定

  • 2.2.1 ビルド結果をメール通知する
  • 2.2.2 JDK/Ant/Mavenを自動的にインストールする
  • コラム Apacheの後ろでJenkinsを動かそう

第3章 ジョブを作ってビルドする

3.1 ジョブを作る

  • 3.1.1 STEP1.新規ジョブを作成する
  • 3.1.2 STEP2. ソースコード管理システムを設定する
  • コラム 複数リポジトリからのチェックアウトを指定するには
  • 3.1.3 STEP3.ビルド・トリガを設定する
  • コラム cronの設定書式
  • コラム SubversionからJenkinsのビルドをトリガーする
  • 3.1.4 STEP4. ビルドタスクを設定する
  • 3.1.5 STEP5. ビルド後の処理を設定する
  • コラム クエスチョンマーク

3.2 ビルドして結果を確認する

  • 3.2.1 ビルドを実行する2つの方法
  • 3.2.2 手動でビルドする

3.3 結果を確認する

  • 3.3.1 ビルドの状態を確認する
  • 3.3.2 ビルド結果画面を確認する
  • 3.3.3 コンソール出力を確認する
  • 3.3.4 ジョブを削除する
  • コラム Jenkinsの便利なショートカット

第4章 本番を想定して開発環境を準備する

4.1 開発を始める前に

  • 4.1.1 モデルプロジェクト
  • 4.1.2 Subversionにプロジェクトデータを登録する
  • コラム trunk,branches,tagsとは
  • 4.1.3 MavenとJDKを設定する
  • コラム ビルドツール/JDKを手動でインストールするには
  • 4.1.4 Eclipseを準備する
  • 4.1.5 プラグインをインストールする
  • コラム 社外のネットワークに接続するときのHTTP Proxyの設定

4.2 ビルドしてみよう

  • 4.2.1 手動でビルドしてみよう

第5章 JUnitでテストする

5.1 ユニットテストを自動化する意味

  • 5.1.1 ビルドサーバでも実施するメリット
  • 5.1.2 なぜユニットテストを自動化すべきか
  • 5.1.3 テストコードを作成する手間がかからないか

5.2 JenkinsでJUnitコードを実行する

  • 5.2.1 ビルド設定ファイルを修正する

5.3 テスト結果を集計する

  • 5.3.1 集計機能を利用する
  • 5.3.2 失敗したテストの詳細を確認する

第6章 カバレッジを取得する

6.1 カバレッジの取得を自動化する意味

  • 6.1.1 カバレッジとは
  • 6.1.2 なぜJenkinsでカバレッジを取得するのか

6.2 JaCoCoを実行する

  • 6.2.1 POMを設定する
  • 6.2.2 ジョブを設定する
  • 6.2.3 カバレッジ・レポートを確認する
  • 6.2.4 テストを追加する
  • 6.2.5 テスト追加後の結果を確認する

第7章 インスペクションを実施する

7.1 インスペクションを自動化する前に

  • 7.1.1 Jenkinsでインスペクションを実施する意味
  • 7.1.2 インスペクションに利用するツール

7.2 インスペクションを実行する

  • 7.2.1 ビルドスクリプトを設定する
  • 7.2.2 ジョブを設定する
  • 7.2.3 警告を確認する
  • 7.2.4 警告に従ってソースコードを修正する

第8章 コードステップ数をカウントする

8.1 コードステップ数をカウントする理由

  • 8.1.1 コードステップ数からわかること
  • 8.1.2 コードステップをカウントするためのツール

8.2 コードステップ数を測定する

  • 8.2.1 ジョブを設定する
  • 8.2.2 コードステップ数の推移グラフを確認する
  • 8.2.3 レポートから状況を分析する

第9章 設定のポイント

9.1 ビルドの実行数を制御する

  • 9.1.1 なぜビルド数を制御する必要があるか
  • 9.1.2 同時ビルド数を設定する

9.2 セキュリティのためのユーザー管理

  • 9.2.1 ユーザーを管理する
  • コラム LDAPで接続できる代表的なソフトウェア
  • コラム おすすめプラグイン「Reverse Proxy Auth Plugin」
  • 9.2.2 権限を設定する
  • コラム おすすめプラグイン「Jenkins Job Configuration History Plugin」

9.3 上流/下流プロジェクトの設定

  • 9.3.1 下流プロジェクトの設定
  • 9.3.2 上流プロジェクトの設定
  • コラム おすすめプラグイン「Copy Artifact Plugin」

9.4 ビルドパイプラインの設定

  • 9.4.1 Build Pipeline Pluginのインストールと設定
  • 9.4.2 ビルドパイプラインの設定
  • 9.4.3 ビルドパイプラインの実行
  • 9.4.4 ビルドの手動実行

9.5 ビルドの昇格

9.6 マルチ構成プロジェクトのビルド

  • 9.6.1 マルチ構成プロジェクトとは
  • 9.6.2 マルチ構成プロジェクトのビルド
  • コラム Workflow Plugin

9.7 ビルド結果をさまざまな経路で通知させる

  • 9.7.1 Email通知を拡張する
  • 9.7.2 IRCに通知する
  • コラム スマートフォンからJenkinsを見てみよう

第10章 一歩進んだ活用法

10.1 分散ソースコード管理システムとの連携

  • 10.1.1 集中管理型か,分散管理型か?
  • 10.1.2 Mercurialと連携させる
  • 10.1.3 Gitと連携させる
  • コラム おすすめプラグイン「URL SCM Plugin」

10.2 分散ビルドを実行する

  • 10.2.1 分散ビルドが必要になる理由
  • 10.2.2 マスターとスレーブとは
  • 10.2.3 マスターとスレーブの4つの設定方法
  • 10.2.4 スレーブサーバとしてWindowsを利用する
  • 10.2.5 スレーブサーバとしてLinux/Mac OSを利用する
  • コラム おすすめプラグイン「Jenkins MSBuild Plugin」

10.3 Gradleによるビルド

  • 10.3.1 Gradleとは
  • 10.3.2 Gradleの設定
  • 10.3.3 JenkinsでのGradleを使ったビルド

10.4 パッケージリポジトリによるパッケージ管理

  • 10.4.1 パッケージリポジトリとは
  • 10.4.2 Mavenでのインハウスリポジトリの追加
  • 10.4.3 インハウスリポジトリへのMavenからのパッケージ登録
  • 10.4.4 Gradleでのインハウスリポジトリの追加
  • 10.4.5 インハウスリポジトリへのGradleからのパッケージ登録

10.5 成果物をデプロイする

  • 10.5.1 手動デプロイから自動デプロイへ
  • 10.5.2 WARファイルをデプロイする
  • コラム Immutable Infrastructure ~デプロイをめぐるリリース管理

10.6 結合テストを自動化する

  • 10.6.1 テスト自動化ツールの課題と意義
  • 10.6.2 Seleniumで自動的にテストを実行する
  • コラム Xvfb PluginによるXvfbでのSeleniumの実行

10.7 バグトラッカーと連携させる

  • 10.7.1 情報を共有すればバグ管理を強化できる
  • 10.7.2 Tracと連携させる
  • 10.7.3 Redmineと連携させる
  • 10.7.4 JIRAと連携させる
  • コラム Infrastructure as CodeではじめるインフラCI

第11章 より便利に使うために

11.1 プラグインを利用する

  • 11.1.1 プラグインの探し方
  • コラム コンテナ仮想化 ~Docker
  • 11.1.2 プラグインをインストールする
  • 11.1.3 プラグインをアップデートするには
  • コラム CloudBees Jenkins Enterprise

11.2 プラグインを開発する

  • 11.2.1 開発に必要なもの
  • 11.2.2 開発環境を準備する
  • 11.2.3 雛型プラグインを作成する
  • 11.2.4 Eclipseで効率的に開発する
  • 11.2.5 プラグインをデバッグする

11.3 成果物を管理する

  • 11.3.1 成果物の保存設定を変更する
  • 11.3.2 ファイル指紋で成果物の情報を追跡する

11.4 ビューをカスタマイズする

  • 11.4.1 見たいジョブを埋もれさせないために
  • 11.4.2 ビューを追加する
  • 11.4.2 ビューを変更する
  • 11.4.3 ビューを削除する
  • コラム おすすめプラグイン「Nested View Plugin」と「CloudBees Folders Plugin」

11.5 Jenkinsをコマンドラインから操作する

  • 11.5.1 Jenkinsを外部マシンから操作する
  • 11.5.2 Jenkins CLI

第12章 安定して利用するための5つの運用管理

12.1 Jenkinsログを確認する

  • 12.1.1 問題解決の糸口はログにある
  • 12.1.2 ログを確認するには
  • 12.1.3 ログはどこに出力されるか

12.2 バックアップとリストア

  • 12.2.1 JENKINS_HOMEのコピーが基本
  • 12.2.2 Backup Pluginでバックアップする

12.3 ディスク領域を管理/変更する

  • 12.3.1 ディスク容量を管理する
  • 12.3.2 JENKINS_HOMEを変更する
  • コラム CloudBees Jenkins Operations Center

12.4 Jenkinsをチューニングする

  • 12.4.1 ヒープ領域の利用状況を確認する
  • 12.4.2 メモリ領域を拡張する

12.5 Jenkinsをバージョンアップさせる

  • 12.5.1 自動アップグレードのメリットとデメリット
  • 12.5.2 アップグレードの手順
  • 12.5.3 ダウングレードの手順
  • コラム Continuous Deliveryとは?

Appendix

  • 参考文献

サポート

ダウンロード

本書で使用するサンプルコードをGitHubで公開しています。以下のURLをクリックして,ダウンロードしてください。

サンプルコード

https://github.com/wdpressplus/Jenkins_Practical_Guide_2nd_Edition

Seleniumのサンプルコード

https://github.com/wdpressplus/Jenkins_Practical_Guide_2nd_Edition_Selenium

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