WEB+DB PRESS plusシリーズ改訂新版Jenkins実践入門
――ビルド・テスト・デプロイを自動化する技術
――ビルド・
2015年6月10日紙版発売
2015年6月10日電子版発売
川口耕介,佐藤聖規 監修,佐藤聖規,和田貴久,河村雅人,米沢弘樹,山岸啓 著
A5判/384ページ
定価3,168円(本体2,880円+税10%)
ISBN 978-4-7741-7423-5
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書籍の概要
この本の概要
本書は,導入から運用管理までを解説した定番書としてご好評いただいた『Jenkins実践入門』の改訂版です。今や世界で最も普及しているツールとなったJenkins。その進化にあわせて,生みの親である川口耕介氏監修のもと,Infrastructure as Code,Immutable Infrastructure,コマンドラインからのリモート操作方法などのトピックを新たに追加。ビルドツールや,プラグインなども最新の情報に更新しました。チームの一員として上手に迎えるための実開発のポイントがわかります。
こんな方におすすめ
- CIを取り入れようとしているエンジニア
著者の一言
Jenkinsは,世界中で広く使われている継続的インテグレーションサーバです。拡張性が高く,日本語化が進んでおり,活発なコミュニティもあるお陰で,日本でもJenkinsの認知度は高いと思っています。しかし,実際に現場に適用しようと思った時に,拡張性・自由度の高さがかえって仇になって,「どうしたらいいのかわからない」という声もよく耳にします。ちょうど「レゴブロックが箱一杯にあるけれども,どうやったら家を作れるかわからない」というような状態です。
ソフトウェアを書く作業にはある種の才能,努力,時間が必要です。しかし,そのソフトウェアという「点」を普及させ,実際に世の中の役に立つ「面」に広げるのも別種の才能,努力,時間が不可欠です。海の向こうから,日本でJenkinsを点から面へ広げる上で,私はある種の手詰まりを感じていました。
NTTデータの佐藤さん(当時)のチームに声をかけていただいたのはそんな時でした。佐藤さんのチームではNTTデータの社内向けに開発環境やプロセスの整備を進めており,Jenkinsもその一環として使ってらっしゃるとのことでした。
本書は,そんな佐藤さんのチームがNTTデータの現場のプロジェクトと日々接する中で培った経験から生まれました。先進的な技術を現場に導入する ―― 実用的な,現場指向の本を生み出すために,これ以上優れた環境は考えられません。
本書には,そんな「点を面に広げる洞察」が溢れています。レゴブロックをこうやって組み立てればまずは家が建つ,という道筋がきちんと示されています。これをまずスタートにして,そこから読者が各自自分好みに部分部分を作り替えていける自由度はJenkinsが持っています。実際にJenkinsを仕事に組み込む上で,この本が役に立つと確信しています。
川口耕介
Jenkins プロジェクトリード
CloudBees, Inc. アーキテクト
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- はじめに
- Jenkinsは「継続的インテグレーション」という,ビルドやテスト,デプロイなどを自動化し,1日に何度も繰り返しながら開発をする手法を実践するためのソフトウェアです。
- 千里の道も一歩から 継続的インテグレーションから始める継続的デリバリーへの道~Jenkinsを添えて
- 継続的インテグレーションを知っていますか? 英語ではContinuous Integrationといい,よくCIと略されます。
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