概要
銭湯,立ち飲み,駄菓子や,祭の屋台…オールドレンズを装着したカメラ片手に,ぶらりと下町スナップの旅に出る。散歩と中年男性と古いレンズはとても相性がよいのである。慌ただしい日常から離れ,たとえば祭りの喧噪のなかでも,じっくりとピントリングを操作して被写体に焦点を合わせる。これぞ渋い男の趣味の世界なのである。コンパクトなボディに大きなセンサーを搭載したミラーレス機なら,フィルム時代のレンズを手軽に楽しむことができる。ライカやツァイスのお高いレンズでなくても,4桁台の価格で購入できる国産レンズを中古屋で漁るのも,これまた楽しいものである。本書は,中高年ではじめる散歩写真のテーマや男心を擽る被写体の紹介,はじめてのオールドレンズ撮影で知っておきたいあれこれを解説します。巻頭は,なぎら健壱さんのインタビュー記事「“なぎら流”お散歩カメラの作法」。
こんな方におすすめ
- のんびり散歩カメラを楽しみたい人
- オールドレンズで市井のあれこれを撮影したい人