概要
オーディオは好きにはハイレゾ対応は外せない。圧倒的な高音質,NASなどへ音楽ファイルを一元化しネットワークで再生する利便性は,費用対効果が高くいいことずくめ。さらに,アナログレコードの復権でアナログの名機にも再び熱い注目が集まっています。最新のデジタル技術と往年の憧れのヴィンテージ機材を組み合わせれば,もっと官能的な音の世界を実現できます。いまこそよりどり見どりの理想のオーディオ環境を手に入れたい人のためのガイドブックです。
こんな方におすすめ
- ハイレゾを取り入れて最新の高音質で楽しみたい方
- アナログレコード,ヴィンテージの名機に興味がある方
- システム改善にオーディオの最新事情を知りたい方
著者から一言
いま50代といえば1960年代に生まれ育ったアナログ世代だ。レコードを聴き,テープレコーダーでFMエアチェックや生録を楽しんだ世代である。CD誕生の1982年に高校~大学生活を送り,その後のサラリーマン生活でも,趣味としてのアナログのよさとデジタルのよさ,その両方を味わってきたはずだ。
今でもオーディオにのめりこんでいる希少なマニアがいる反面,アンプやスピーカーをモノ置きにしまいこんだ人たちが多いのも事実。本書はそんなあなたのための,“オーディオ再始動”の手引きとしたい。
ここ数年ハイレゾ(ダウンロード=配信)がトレンドとなっている中で,どう現代のオーディオと向きあうのか。私はアナログもCDも,もちろんハイレゾも積極的に楽しもうという主義だが,そんな体験から「ハイレゾからヴィンテージまで」と題して,本書をお届けする。
(「はじめに」より)