概要
第1特集
はじまっています。ChatOps
導入を決めた7社の成功パターン
先進的なWeb企業を筆頭に,社内コミュニケーションの中心がメールからチャットへと移りつつあります。チャットには,「テーマを絞った議論が行いやすい」「会話の履歴をたどりやすい」といったメリットがあります。このチャットツールの上に「bot」というプログラムを常駐させ,今日の天気の確認からシステムのデプロイまで,コメント1つで実行してしまうのが「ChatOps」という開発手法。チャットツールにはSlackやHipChatを,botフレームワークにはHubotを使うのがポピュラーです。
本特集ではChatOpsを実際に導入した7つの組織に,その新しい手法をどのように導入したのか,コミュニケーションと開発スタイルはいかに変わったのかを紹介してもらいました。
第2特集
手軽さとコード化しやすさが人気!
Ansibleでサーバ構成管理を省力化
サーバの構成をコードで管理する“構成管理ツール”が注目されています。コードで管理することによって自動化や手順の明文化ができ,サーバ構築の負担が軽減されます。本特集では,その構成管理ツールの1つである「Ansible」の使い方を解説します。
数ある構成管理ツールのなかからAnsibleが選ばれる理由はどこにあるのか,そしてどんなことができるのか,本特集で確認してみてください。
短期集中連載
クラウド時代のWebサービス負荷試験再入門
【2】負荷試験と負荷試験ツール
クラウドの登場により,システムリソースの調達スピードが劇的に速くなり,中小のサービス事業者や開発ベンダでも巨大なリソースを扱えるようになりました。本連載では,オンプレミス時代に行っていた負荷試験とクラウド時代に行うべき負荷試験の考え方の違いを説明し,その具体的な実施方法を事例を交えながら解説していきます。第2回となる今回は,負荷試験を行うためのツールの紹介と負荷試験実施にあたっての全体的な考え方を紹介します。
短期集中連載
SMB実装をめぐる冒険
【3】File System for Windowsの作り方
ChromeOS向けに「Windows共有フォルダをChromeOSのファイルアプリにマウントする」ことができるChromeアプリ「File System for Windows」がリリースされました。これを開発するためには,SMB(Server Message Block)と呼ばれるプロトコルを理解し,SMBプロトコルを話すクライアントコードをJavaScriptで書くことが必要でした。本稿は,そんなSMBプロトコルの実装に挑戦した開発者の経験談を,探偵が真相に迫っていくような雰囲気で紹介します。