書籍概要

Software Design plus

ソフトウェアエンジニアのための ITインフラ監視[実践]入門

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概要

クラウドの一般化に伴って,ITインフラの運用にIaas(Infrastructure as a Services)を利用するケースが非常に増えました。IaaSによって,サーバ構築・運用の負荷は劇的に軽くなりましたが,その分,ITインフラ管理の業務を開発者が行うようなケースも増えています。本書では,そうした趨勢において,サーバサイドソフトウェアエンジニアやITインフラエンジニアが限られた時間とコストで,効率的にITインフラ,とくにWebサービスの運用における監視の設計・構築,そして運用を行うためのノウハウをわかりやすく解説します。

こんな方におすすめ

  • ITインフラ,とくにサーバを管理しなければならなくなったサーバサイドソフトウェアエンジニア
  • ITインフラを担当することになった新任ITインフラエンジニア
  • ITインフラの監視に関心のあるアーキテクト,プロジェクトマネージャ

目次

第1章 監視の目的

  • 1.1 はじめに.
  • 1.2 障害とは何か
  • 1.3 なぜ障害の有無を監視するのか
  • 1.4 監視をしないことによる問題
  • 1.5 おわりに

第2章 設計の流れ

  • 2.1 はじめに
  • 2.2 5 つのレイヤー
    • 2.2.1 どのようなレイヤーか
    • 2.2.2 「外形」レイヤー
    • 2.2.3 「アプリケーション」レイヤー
    • 2.2.4 「デーモン(ミドルウェア)」レイヤー.
    • 2.2.5 「リソース」レイヤー
    • 2.2.6 「サーバ」レイヤー
    • 2.2.7 レイヤーに分ければ分類もはかどる
  • 2.3 作業項目と目的
    • 2.3.1 項目の確認
    • 2.3.2 現状分析
    • 2.3.3 判断基準の設計
    • 2.3.4 監視サーバの選択と経路の設計. 9
    • 2.3.5 監視業務運営の設計
    • 2.3.6 段階を踏んでいこう
  • 2.4 おわりに

第3章 現状分析

  • 3.1 はじめに
  • 3.2 情報源を確保する
    • 3.2.1 情報源の種類を知ろう
    • 3.2.2 設計資料
    • 3.2.3 説明書
    • 3.2.4 設定情報
    • 3.2.5 稼働中のサーバ
    • 3.2.6 サーバの物理的な設置状況
    • 3.2.7 ソースコード
    • 3.2.8 人
  • 3.3 分析しよう
    • 3.3.1 システム全体・ネットワーク構成の分析
    • 3.3.2 アプリケーションの分析
    • 3.3.3 ミドルウェアの分析
    • 3.3.4 サーバ構成の分析
  • 3.4 おわりに

第4章 判断基準の設計

  • 4.1 はじめに
  • 4.2 監視閾値の決め方
  • 4.3 外形の基準
    • 4.3.1 項目の種類を確認しよう
    • 4.3.2 疎通の監視
  • 4.4 アプリケーションの基準
  • 4.5 ミドルウェアの基準
    • 4.5.1 広く活用可能な監視項目
    • 4.5.2 Apacheの監視
    • 4.5.3 Tomcatの監視
    • 4.5.4 MySQLの監視
  • 4.6 サーバの基準
    • 4.6.1 監視項目の洗い出し方
    • 4.6.2 ハードウェアの監視
    • 4.6.3 OSの監視
    • 4.6.4 OSが標準で導入する機能の監視
    • 4.6.5 ネットワーク機器の監視
  • 4.7 重要度の指針
  • 4.8 おわりに

第5章 監視サーバの選択と経路の設計

  • 5.1 はじめに
  • 5.2 監視システムの選択方法.
    • 5.2.1 オンプレミス
    • 5.2.2 SaaS
  • 5.3 監視サーバの設置場所
  • 5.4 監視データの送受信方法
  • 5.5 監視の通信経路
    • 5.5.1 ローカルネットワーク
    • 5.5.2 パブリックネットワーク
    • 5.5.3 VPN
    • 5.5.4 専用線
  • 5.6 監視システムからの通知方法
  • 5.7 おわりに

第6章 監視業務運営の設計

  • 6.1 はじめに
  • 6.2 組織内の連絡体制
    • 6.2.1 現状の組織の把握
    • 6.2.2 緊急連絡網の作成
  • 6.3 ユーザとの連絡体制
  • 6.4 サービス事業者との連絡体制
  • 6.5 休日・夜間対応の備え方
    • 6.5.1 絶対に無理はしない
    • 6.5.2 休日・夜間の時間帯の定義
    • 6.5.3 誰が対応するのか
    • 6.5.4 対応開始までどの程度の時間を見込むか
  • 6.6 おわりに

第7章 構築

  • 7.1 はじめに
  • 7.2 モデルケース紹介
  • 7.3 セットアップの流れ
  • 7.4 監視エージェントのインストール
  • 7.5 メトリック・監視プラグインの設定
    • 7.5.1 流れの説明.
    • 7.5.2 プロセスのリストアップ
    • 7.5.3 Apacheの監視設定の準備
    • 7.5.4 MariaDB(MySQL)の監視設定の準備.
    • 7.5.5 死活・疎通確認のプラグインの選定
    • 7.5.6 共通するプラグインの選定
    • 7.5.7 Mackerelエージェントの設定変更.
  • 7.6 閾値の設定
  • 7.7 通知先の設定
  • 7.8 外形監視の設定.
  • 7.9 おわりに

第8章 運用に入ったあとの問題への対処

  • 8.1 はじめに
  • 8.2 障害対応
    • 8.2.1 障害は突然発生する.
    • 8.2.2 まずは落ち着いて行動.
    • 8.2.3 外形のチェック
    • 8.2.4 第一報の連絡
    • 8.2.5 障害対応を始める際の前提確認
    • 8.2.6 切り分け
    • 8.2.7 障害復旧作業
    • 8.2.8 障害復旧後の対応.
    • 8.2.9 障害対応に慣れるために.
  • 8.3 日々の運用
    • 8.3.1 日々の業務の内訳.
    • 8.3.2 通知内容の精査
    • 8.3.3 メトリックの推移の確認.
  • 8.4 障害を未然に防ぐための事務作業
  • 8.5 おわりに

第9章 自動化を見据えて

  • 9.1 はじめに
  • 9.2 自動化の意義
  • 9.3 自動化の範囲と優先度の評価
  • 9.4 設定の標準化とロールの定義
  • 9.5 設定の配布と適用
  • 9.6 おわりに

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