概要
終わりのないモノへの追求から距離をとり,これはと思える逸品を見つけ,必要なだけの道具と一生付き合う人が増えています。たとえば酒器や茶器は,「育てる」と表現されますが,長い時間をかけて丁寧に使い込むことによって,酒やお茶が器の色と味わいを深め,唯一無二の存在にしてくれます。本書は,所有者の心にまで訴えてくる用の美を備えた,日々の暮らしを豊かにする台所まわり食まわりの一生モノを選び,作家や工房に「使い方」「育て方」を教えてもらう,大人の道具入門。巻頭は白洲信哉氏が語る「一生モノとのつきあい方」「白洲次郎と正子,小林秀雄が愛した器皿」。男性への贈り物選びに悩んでいる方にも役立ちます。
こんな方におすすめ
- シンプルライフを愉しみたい人
- 日本の伝統や伝承技術に興味をもち,日常や普段の生活に取り入れたい人
- 男性への贈り物に悩んでいる人