書籍概要

立体像で理解する美術解剖

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概要

人体を造形する人にとって必要不可欠な知識,その一つが美術解剖学。
以前は本格的な美大生のみが履修していましたが,最近では3DCGなどの普及にともない,専門学校でも必修科目となりつつあります。
これほど重要度の高い科目でありながら,日本語で書かれた美術解剖の本はあまりなく,洋書や医学系解剖書によって授業が進められているのが現状です。

しかし,洋書は英語で読むのが難しい。
かといって医学系解剖書はあくまで医者向け。
「筋肉の外形」にはふれておらず,造形を行うにあたって必要な情報があまり盛り込まれていません。
日本語で説明された,科学的に正しい美術解剖の手引き書はないものか・・・・・・。

本書は,そんなニーズに応えるべく生まれました。
人体の骨,筋肉のかたちを,粘土を使って造形していく過程を,一つ一つ丁寧に撮影。
骨格はもとより,深層,浅層の筋肉まで丁寧に作り込んでいるので,体幹,下肢,上肢,顔面の骨,筋肉がどのような形をしていてどこにくっついているのか,それらが組み合わさると全体がどのような形状になるのかが,手に取るようにわかります。

さらに,幼児の頭部,歯のある老人の頭部,歯のない老人の頭部の造形も扱っているので,壮年期の人体はもとより,幼年期,老年期の人体造形にもご活用いただけます。

本書のココを見てほしい
  • 美術修士・医学博士の著者と美大生の造形技術の集大成。解剖学的に正確で美しいな造形写真が満載。
  • 浅層の筋肉はもとより深層まで緻密に作成。知りたかった筋肉の形がよくわかる。
  • 細かくてわかりにくい頭部や前腕~手,足の筋肉も詳しく造形。
  • クリエイターはもとより,医療従事者にも参考にしていただける高いクオリティ。

こんな方におすすめ

  • 美術系の学生,3DCGクリエイターなど,人体を造形する方々
  • いろいろな角度から筋肉,骨格を見たい方
  • ※医学解剖の知見を元に作成してあるので,医療従事者の方にもお役立ていただけます。

目次

  • はじめに
  • 全身の骨の主な名称
  • 体幹の骨・筋肉の主な名称
  • 全身の筋肉の主な名称

第1章 全身を作る

  • 体幹の骨格
  • 下肢の骨格
  • 上肢の骨格
  • 体幹の筋肉
  • 腹部の筋肉
  • 下肢の筋肉
  • 上肢の筋肉
    • 前腕の骨・筋肉の主な名称

第2章 前腕と手を作る

  • 右の前腕の骨格
  • 上腕の筋肉
  • 前腕の筋肉(屈筋)
  • 前腕の筋肉(伸筋)
  • 足の骨・筋肉の主な名称

第3章 足を作る

  • 骨格
  • 筋肉
  • 頭頸部の骨・筋肉の主な名称

第4章 頭頸部を作る

  • 骨格
  • 頸部の筋肉
  • 頭部の筋肉(深層部)
  • 頭部の筋肉(浅層部)

第5章 幼児と老人の頭部を作る

  • 幼児の頭部
  • 老人の頭部
  • さくいん

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