目次
第1章 神経と脳とは何者なのか?
- 1-1 細胞と細胞の情報伝達
- 1-2 中枢神経を構成する細胞たち《ニューロン》
- 1-3 中枢神経を構成する細胞たち《オリゴデンドロサイト・シュワン細胞》
- 1-4 中枢神経を構成する細胞たち《グリア細胞》
- 1-5 神経ネットワークの中での情報伝達
- 1-6 ニューロンの構造とその中で生み出される神経伝達物質
- 1-7 神経伝達物質を受け取るのは受容体
- 1-8 科学者は脳と心をどう考えてきたか?
- 1-9 なぜ生命はシナプスと神経伝達物質を選択したのか?
第2章 すべては神経伝達物質の創造物
- 2-1 こんな小さな分子で様々に変化する私たちの心
- 2-2 神経伝達物質の一生
- 2-3 皮膚で感じたことを脳に伝えるにはどうするか
- 2-4 光を情報に変えて外界を認識する
- 2-5 空気の振動をニューロンが音として認識するには
- 2-6 臭覚と神経伝達物質
- 2-7 神経伝達物質で料理をおいしく
- 2-8 自律神経の働き
- 2-9 言語能力は脳の特殊な領域の神経伝達物質で生み出されている
- 2-10 運動が得意なのも苦手なのも神経伝達物質が原因だった
- 2-11 心の中の予測を読み取る
第3章 神経伝達物質による生命の調整
- 3-1 2つの受容体
- 3-2 電気シナプス
- 3-3 ノルアドレナリンが臓器の働きを最適化する
- 3-4 セロトニンが覚醒させる心
- 3-5 運動を調節するドパミン
- 3-6 アセチルコリンによる全身バランスの調節
- 3-7 ヒスタミンはアレルギーだけではなかった 摂食の調節
- 3-8 興奮させるグルタミン酸,それを抑えるガンマアミノ酪酸
- 3-9 その他の主な神経伝達物質の働き
第4章 こんな人の神経伝達物質はどうなっているのか
- 4-1 すぐに忘れる記憶と保存しておく記憶
- 4-2 非常に優れた自伝的記憶を持つ人
- 4-3 楽しいことをしている人の神経伝達物質
- 4-4 お笑い番組を見て笑い転げているときの神経伝達物質
- 4-5 ギャンブルに依存する人の神経伝達物質
- 4-6 覚醒剤に依存する人の神経伝達物質
- 4-7 パーキンソン病患者の神経伝達物質
- 4-8 タバコが吸いたくて仕方がない人の神経伝達物質
- 4-9 感情を失った人の神経伝達物質
- 4-10 一目惚れしたときの神経伝達物質
- 4-11 ものすごいスポーツ選手の神経伝達物質
- 4-12 キレる子供たちの神経伝達物質
- 4-13 犯罪者の神経伝達物質
- 4-14 手を洗い続ける心配性の人の神経伝達物質
- 4-15 緊急事態に陥った人の神経伝達物質
- 4-16 休憩している人の神経伝達物質
- 4-17 眠くなっている人の神経伝達物質
第5章 食品が神経伝達物質に与える影響
- 5-1 お茶を飲んで神経興奮(カフェイン)
- 5-2 お酒による脳の機能変化(アルコール)
- 5-3 肉が食べたくなるのは,セロトニン不足
- 5-4 唐辛子がやめられない(カプサイシン)
- 5-5 神経活動コントロールイオン(塩)
第6章 神経伝達物質やその受容体に作用する薬
- 6-1 抗うつ薬
- 6-2 抗てんかん薬
- 6-3 抗パーキンソン病薬
- 6-4 統合失調症治療薬
- 6-5 認知症治療薬
- 6-6 重症筋無力症治療薬
- 6-7 制吐薬
- 6-8 動揺病(乗り物酔い)
- 6-9 双極性障害治療薬
- 6-10 抗不安薬
- 6-11 麻酔薬
- 6-12 筋弛緩薬
- 6-13 アルコール依存症治療薬
7章 幸せの青い鳥はどこにいるか
- 7-1 神経系以外の体内情報ネットワークの発見
- 7-2 幸福は脳のどこにあるの
- 7-3 人はなぜドキドキするのか(恋愛中の脳の活動)