書籍概要

情報処理技術者試験

平成30年度 データベーススペシャリスト合格教本

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更新日

概要

「データベーススペシャリスト」試験対策の合格テキストです。最新シラバスに対応した頻出の用語・テーマをしっかり解説,午後I・II問題は演習問題を通じて,実践的な解法テクニックを徹底解説。試験特有の文章表現に慣れ,問題文の中から重要な文や字句を迅速に見つけるコツが習得できます。付属CD-ROMの演習ソフトでは,平成21年度以降の午前Ⅰ試験17回と午前Ⅱ試験9回分の試験問題に挑戦できます。それとは別に,平成24年度から29年度まで6回分の試験問題の解答・解説もPDFで収録しています。

こんな方におすすめ

  • データベーススペシャリスト試験を受験する人
  • 仕事の合間の学習時間で試験に合格したい人

目次

  • はじめに
  • 付属CD-ROMの使い方と注意事項

第1章 試験ガイダンス

1 データベーススペシャリスト試験の概要

2 午前Ⅰ試験の概要

3 午前Ⅱ試験の概要

4 午後Ⅰ試験の概要

5 午後Ⅱ試験の概要

第2章 概念データモデル

1 データモデル

2 ERD(E-R図)

  • 2.1 エンティティ,属性
  • 2.2 インスタンスと主キー
  • 2.3 リレーションシップ,デグリー,ロール
  • 2.4 外部キーとリレーションシップ
  • 2.5 連関エンティティ
  • 2.6 強エンティティと弱エンティティ
  • 2.7 ループ構造
  • 2.8 導出されるリレーションシップの省略
  • 2.9 リレーションシップの両端に描かれる○と●

3 スーパータイプ・サブタイプ

  • 3.1 汎化とスーパータイプ
  • 3.2 排他的サブタイプと共存的サブタイプ
  • 3.3 複雑なスーパータイプ・サブタイプ
  • 3.4 他のエンティティとのリレーションシップ

第3章 関係データモデル

1 関係モデル

  • 1.1 候補キー・主キー
  • 1.2 非キー属性・代理キー
  • 1.3 スーパーキー
  • 1.4 非キー属性などの具体例
  • 1.5 関係スキーマ

2 関数従属性

  • 2.1 関数従属性・決定項・被決定項
  • 2.2 関数従属性に関する推論則

3 正規化

  • 3.1 非正規形
  • 3.2 第1正規形
  • 3.3 完全関数従属性と部分関数従属性
  • 3.4 第2正規形
  • 3.5 推移的関数従属性
  • 3.6 第3正規形
  • 3.7 間違えやすい推移的関数従属性
  • 3.8 第4正規形

4 正規化の根拠と更新時異状

  • 4.1 正規形の根拠
  • 4.2 正規化と更新時異状

5 関係代数

  • 5.1 和
  • 5.2 積
  • 5.3 差
  • 5.4 直積
  • 5.5 射影
  • 5.6 選択
  • 5.7 結合
  • 5.8 商

6 テーブル構造

  • 6.1 テーブル(表)構造
  • 6.2 データの更新履歴
  • 6.3 単品とセット品
  • 6.4 部品表

第4章 SQL

1 SQLの概要

  • 1.1 データ定義言語(DDL)
  • 1.2 データ操作言語(DML)

2 SELECT

  • 2.1 SELECTの基本構文と動作
  • 2.2 DISTINCT
  • 2.3 集合関数
  • 2.4 FROM句
  • 2.5 WHERE句(抽出条件)
  • 2.6 演算子の優先順位
  • 2.7 WHERE句(結合条件)
  • 2.8 GROUP BY句
  • 2.9 HAVING句
  • 2.10 ORDER BY句
  • 2.11 UNION・INTERSECT・EXCEPT

3 INSERT, UPDATE, DELETE

  • 3.1 INSERT
  • 3.2 UPDATE
  • 3.3 DELETE

4 データ定義言語(DDL)

  • 4.1 CREATE TABLE
  • 4.2 外部キーの更新・削除規則
  • 4.3 CREATE VIEW
  • 4.4 更新可能なビュー
  • 4.5 GRANT
  • 4.6 REVOKE
  • 4.7 CREATE ROLE

5 内部結合・外部結合・自己結合

  • 5.1 内部結合
  • 5.2 外部結合
  • 5.3 自己結合
  • 5.4 その他の結合
  • 5.5 仮想表と結合

6 副問合せ

  • 6.1 主問合せと副問合せ
  • 6.2 相関副問合せ

7 プログラムに記述するSQL

  • 7.1 埋込みSQLと動的SQL
  • 7.2 カーソル宣言
  • 7.3 カーソルのOPEN~CLOSE

第5章 DBMS関連技術

1 トランザクション

  • 1.1 トランザクション処理
  • 1.2 ACID特性
  • 1.3 隔離性を満たさない現象
  • 1.4 隔離性水準
  • 1.5 排他制御(同時実行制御)
  • 1.6 デッドロック
  • 1.7 2相ロック

2 障害回復機能

  • 2.1 ログファイル
  • 2.2 トランザクション障害
  • 2.3 媒体障害
  • 2.4 チェックポイント
  • 2.5 システム障害

3 分散データベース

  • 3.1 分散データベースシステムの透過性
  • 3.2 テーブル結合法
  • 3.3 2相コミット
  • 3.4 レプリケーション

4 表領域

  • 4.1 テーブル所要量の見積り
  • 4.2 索引(インデックス)

第6章 午後問題の演習

1 問題文中で共通に使用される表記ルール

  • 1.1 問題文中の表記ルール
  • 1.2 問題文中の表記ルールの変更(もしくは削除)

2 午後問題の解法テクニック

  • 2.1 関係スキーマの中から,主キー・外部キーに該当する属性を見つける
  • 2.2 関係スキーマの中から,主キー・外部キーを特定する
  • 2.3 問題文の中から,候補キー・非キー属性・関係スキーマを見つける
  • 2.4 画面例・帳票例から,候補キー・非キー属性・関係スキーマを見つける
  • 2.5 問題文の中から,リレーションシップの多重度を見つける
  • 2.6 関係スキーマの主キー・外部キーの組合せから,リレーションシップを見つける
  • 2.7 問題文から,スーパータイプ・サブタイプを見つける

3 午後Ⅰ問題の演習

  • 3.1 書籍販売会社のECサイト
  • 3.2 銀行の顧客テーブルの変更履歴
  • 3.3 受注管理システムのDB設計
  • 3.4 家電販売チェーン店の販売分析システム

4 午後Ⅱ問題の演習

  • 4.1 オフィスじゅう器メーカの在庫管理システム
  • 4.2 ホテルの宿泊管理システム
  • 4.3 地域医療情報システムの物理DB設計

第7章 午前Ⅱ問題の演習

1 概念データモデル

  • 1.1 データモデル
  • 1.2 E-R図
  • 1.3 UML

2 関係データモデル

  • 2.1 関係モデル
  • 2.2 関数従属性
  • 2.3 正規化
  • 2.4 関係代数

3 SQL

  • 3.1 SELECT
  • 3.2 テーブル・ビュー
  • 3.3 結合
  • 3.4 副問合せ
  • 3.5 カーソル

4 DBMS関連技術

  • 4.1 トランザクション
  • 4.2 排他制御
  • 4.3 障害回復
  • 4.4 分散データベース

5 その他

  • 5.1 データウェアハウス
  • 5.2 検索・インデックス
  • 5.3 その他

サポート

ダウンロード

電子版用ダウンロード

電子版用に,付録CD-ROM収録コンテンツを以下から入手できます。ダウンロードには電子版本紙に掲載されているIDとパスワードが必要です。

正誤表

本書の掲載内容に下記の誤りがございました。読者のみなさま,及び関係者の方々にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

(2018年4月11日最終更新)

P.289 設問3の「商品(案1)」テーブル

表の1行目,商品番号が111の行を削除します。

P.289 設問3の「セット商品構成」テーブル

表の1行目,単品商品番号が8888の行を削除します。

P.347 上から2つ目の青い網掛け内

(10)1対1のリレーションシップがある場合の外部キーは,後からインスタンスが発生する側に配置する。
部材メーカ(部材メーカ拠点コード取引先コード物流費負担率)

P.348 上から1つ目の青い網掛け内

部材メーカ(部材メーカ拠点コード取引先コード物流費負担率)
部材(部材番号部材品目番号部材名,部材単価,部品生産用部材フラグ,部品フラグ)

P.455 上から1行目

推移律から,A→Bになります。
反射律から,A→Bになります。

P.497 問題3内の〔結果〕

社員コード資格1資格2
S001FEAP
S001FENULL
S001FENULL
社員コード資格1資格2
S001FEAP
S002FENULL
S003FENULL

(以下2018年1月31日更新)

P.20 上から1~3行目

午前Ⅱの合計人数9,905-午前Ⅰの合計人数4,392=5,513人が午前Ⅰ免除者の人数であり,5,513人÷9,905人=55.7%がその割合です。
受験者数11,775-午前Ⅰの合計人数4,392=7,383人が午前Ⅰ免除者の人数であり,7,383人÷9,905人=74.5%が,午前Ⅱ受験者に占める午前Ⅰ免除者の割合です。

P.56 下から1~5行目

上右図のように,スーパークラスはサブクラスの上部に描かれ,スーパークラスとサブクラスは,三角形のようなマークと直線で接続されます。サブクラスの主キー値は,スーパークラスの主キー値と一致します。また,スーパークラスとサブクラスの主キー名は,ほぼ一致しますので,スーパークラス・サブクラスであるエンティティを探す時の重要な手がかりになります。
上右図のように,スーパータイプサブタイプの上部に描かれ,スーパータイプサブタイプは,三角形のようなマークと直線で接続されます。サブタイプの主キー値は,スーパータイプの主キー値と一致します。また,スーパータイプサブタイプの主キー名は,ほぼ一致しますので,スーパータイプ・サブタイプであるエンティティを探す時の重要な手がかりになります。

P.90 「3.6 第3正規形」の3行目

(“発注伝票見出し(第2,3 正規形)”と…
(“発注伝票明細(第2,3 正規形)”と…

P.93 4行目

誤りではありませんが,“わかりにくい”とのご指摘がありましたので変更します。

変更前 …の関数従属性はありません。上図をよく見てください。
変更後 …の関数従属性はありません(社員番号→{氏名,生年月日}→(反射律)→生年月日→年代区分の関数従属性はあります)

P.109 2行目

▼に変更し,さらに上記⑤の行を追加します。
▼に変更し,さらに上記の行を追加します。

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