書籍概要

合同会社(LLC)設立&運営 完全ガイド
―はじめてでも最短距離で登記・変更ができる!

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概要

このところ注目度が高まっている合同会社。「個人事業から法人成りしたい」「起業したい」「会社を使って本格的な節税を始めたい」。そんなニーズにピッタリはまるのが合同会社(LLC)です。本書は,お金をかけずに自力で合同会社をつくりたい方を強力にサポート。また,つくったあとで合同会社の良さを活かしたい方にはコンサル視点からアドバイスします。会社設立のプロ,行政書士と司法書士の著者ふたりが書いた,役所への提出書類の記載例も多数掲載。書式のひな形データをダウンロードできるので,コピペすれば,すぐに手続きで使える書類ができあがります。

こんな方におすすめ

  • 合同会社のやさしいマニュアルをお探しの方
  • はじめて会社を設立する方
  • できるだけ費用をかけずに法人をつくりたい方

目次

第1章 現代のスモールビジネスの代表的法人格「合同会社」

  • 01 増え続ける合同会社はスモールビジネスの代表的な法人となった
  • 02 "高い"といわれる日本の法人税。今後はどうなるのか?
  • 03 合同会社の特徴は「人ありき」
  • 04 もうひとつの特徴は「出資者=経営者」
  • 05 合同会社のメリット・デメリット
  • 06 もっともコストが少なくつくれる法人
  • 07 株式会社と比べて,手続きが圧倒的に少ない
  • 08 あの世界的な有名企業も合同会社?
  • 09 合同会社から株式会社に変更することができ,その数も増えた
  • 10 合同会社をつくるタイミングと課税の仕組み

第2章 なぜ,会社をつくるのか? 知っておきたい会社設立の基本知識

  • 11 従業員ではないのに社員?
  • 12 無限責任と有限責任
  • 13 「会社をつくれば節税できる」は本当か
  • 14 消費税はどのように支払うのか?
  • 15 会社をつくらないほうがよい場合とは
  • 16 会社をつくったあとに取り返しがつかなくなるケースとは

第3章 合同会社は,こんな場合に向いている

  • 17 ひとり起業を行う場合
  • 18 最初のコストをできるだけ抑えたい場合
  • 19 サラリーマンだけど会社をつくりたい場合
  • 20 早く会社をつくりたい場合
  • 21 節税対策で会社をつくりたい場合
  • 22 法人格がほしいだけの場合

第4章 合同会社とほかの法人,個人事業主との違い

  • 23 個人事業主との違い
  • 24 株式会社との違い
  • 25 一般社団法人との違い
  • 26 有限責任事業組合との違い

第5章 後悔しない合同会社の設立

  • 27 社員が辞める場合には,資本金が減ってしまうことも
  • 28 親族を入れる場合でも,出資してもらう必要がある
  • 29 「やはり株式会社にしておけばよかった」は意外と多い
  • 30 「代表取締役」になることはできない

第6章 会社の基本事項を決めよう

  • 31 合同会社の基本構成を決めよう
  • 32 代表社員・業務執行社員を決めよう
  • 33 会社名を決めよう
  • 34 商号の調査をしよう
  • 35 事業目的を決めよう
  • 36 本店所在地を決めよう
  • 37 事業年度を決めよう
  • 38 資本金の額を決めよう
  • 39 機関設計ごとの必要書類を用意しよう
  • 40 会社の印鑑をつくろう
  • 41 管轄の法務局を調べよう

第7章 合同会社の定款をつくろう

  • 42 定款をつくる
  • 43 定款作成時の注意点
  • 44 定款を印刷し,押印しよう
  • 45 定款を製本しよう

第8章 資本金の証明をつくろう

  • 46 資本金を振り込もう
  • 47 現物出資で資本金を増やそう

第9章 法務局に登記申請をしよう

  • 48 合同会社の添付書類をつくろう(社員1名の場合)
  • 49 合同会社の添付書類をつくろう(社員2名の場合)
  • 50 合同会社の添付書類をつくろう(社員3名の場合)
  • 51 合同会社の添付書類をつくろう(法人が社員の場合)
  • 52 設立登記申請書をつくろう
  • 53 登記すべき事項を提出しよう
  • 54 印鑑届書を作成しよう
  • 55 登記申請書を製本しよう
  • 56 法務局で登記申請をしよう

第10章 登記が完了したら設立後の届出をしよう

  • 57 登記事項証明書を取得しよう
  • 58 会社設立後に必要な手続き
  • 59 税務署へ届出をしよう
  • 60 都道府県税事務所,市区町村役場に届出をしよう
  • 61 労働基準監督署へ届出をしよう
  • 62 サラリーマンが会社をつくったときの注意点

第11章 運営方法,専門家の使い方,各種機関の利用方法

  • 63 手続きが終わったら
  • 64 融資制度について知っておこう
  • 65 税金についてこれだけは知っておこう
  • 66 頼れる専門家を見つけておこう
  • 67 業務執行社員について理解を深めよう
  • 68 意思決定と利益の分配方法
  • 69 商号を変更する場合
  • 70 本店を移転する場合
  • 71 社員の変更をする場合
  • 72 合同会社から株式会社への定款変更手続き
  • 73 合同会社を解散する場合

コラム

  • 合同会社は銀行口座をつくれなかった!?
  • かつては資本金がなければ会社をつくれなかった
  • これだけ進化した登記の制度
  • 法人にもマイナンバーは付与されている
  • 有限会社はどうなる?
  • 事業の許認可に注意した会社設立を行うために
  • 電子定款と紙でつくる定款の違い
  • 資本金の証明は,口座振込だけではない
  • ここまで進化した法務局のインターネットサービス
  • マイナンバーで副業はバレるのか?
  • 専門家の賢い選び方

付録 合同会社のことを,さらに知るための質問集

サポート

ダウンロード

(2018年1月17日更新)

本書P.5に一覧を示している「合同会社 手続き書式集」のデータをダウンロードいただけます。

以下の手順にてダウンロードをお願いします。

  1. 下の枠内に「ID」と「パスワード」を入力してください。本書P.4に記載されている「アクセスID」を「ID」欄に,「パスワード」を「パスワード」欄にそれぞれ入力してください。
  2. 「ダウンロード」をクリックしてください。

ファイルはZIP形式で圧縮されていますので,解凍してからお使いください。

「合同会社 手続き書式集」は,Microsoft Wordを使って,書式1ページがA4用紙1枚に印刷されるように作成してあります。ファイルの拡張子は「docx」です。この拡張子「docx」のWordファイルを使用するには,Word 2007以降のバージョンが必要です。それ以外のバージョンのWord,およびWord以外の文書作成ソフトでの動作は保証いたしません。
なお,ファイルのダウンロードや解凍,Wordでの入力など,基本的なパソコン操作に関する解説を行うことは本書の趣旨ではございませんので,基本的なパソコン操作に関するご質問には,お答えすることができません。あらかじめご了承ください。

(2018年3月7日 追記)

2018年3月12日以降の登記申請受付につき,商号にフリガナを記載する取り扱いとなりました。
合同会社など会社の種類を表す部分を除いた会社名を,カタカナでスペースを空けずに記載してください。カタカナもしくはひらがなのみの会社名の場合でも記載が必要になります。
詳細は法務省のウェブサイトをご覧ください。

この変更に対応するため,「合同会社 手続き書式集」のうち以下のファイルに対してフリガナの記載を行いました。2018年3月6日以前に「合同会社 手続き書式集」のダウンロードを行ったお客様は,再度「合同会社 手続き書式集」をダウンロードいただき,フリガナの記載があるファイルをお使いいただくことをお願い申し上げます。

  • P153 登記申請書(1名でつくる合同会社).docx
  • P154 登記申請書(2名もしくは3名でつくる合同会社).docx
  • P155 登記申請書(法人が入るタイプの合同会社).docx

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