概要
こちらの電子書籍版には権利の都合上、234ページにあるエッシャーの図の掲載はございません。購入いただく際はご注意ください。
ジェネラティブアートなどプログラミングで創る芸術作品が注目を集める昨今です。
本書では実際にジェネラティブアート作品を作成しながら,その発想の元となる,さまざまな数学の知識と視覚表現について学んでいきます。
本書を読めば,数学の知識を巧みに駆使した視覚表現の多様さに驚き,魅了されることでしょう。
数学の美術的側面をコンピューターを使って体感したい方,また,これまでアートに取り組んだことのないプログラマーの方にも,おすすめです。
こんな方におすすめ
- 数学の美術的側面をコンピューターを使って体感したい方
- これまでアートに取り組んだことのないプログラマーの方
目次
作品事例:本書の技法を応用した作品
第0章 導入
第I部 数:+-×÷がつくるかたち
第1章 ユークリッド互除法
- 1.1 アルゴリズム
- 1.2 可視化
- 1.3 再帰
第2章 連分数
- 2.1 有理数と連分数
- 2.2 循環連分数と自己相似性
- 2.3 無限級数
第3章 フィボナッチ数列
- 3.1 循環連分数と漸化式
- 3.2 フィボナッチ数列と黄金数
第4章 対数らせん
- 4.1 らせん
- 4.2 自己相似性
- 4.3 対数らせんと再帰性
第5章 フェルマーらせん
- 5.1 離散的ならせん
- 5.2 連分数近似の可視化
第6章 合同な数
第7章 セルオートマトン
- 7.1 パスカルの三角形
- 7.2 1次元セルオートマトン
- 7.3 2次元セルオートマトン
作品事例:3Dグラフィックス
第II部 タイリング:対称性・周期性・双対性・再帰性がつくるかたち
第8章 行列の織りなす模様
- 8.1 織り
- 8.2 行列
- 8.3 対称性
- 8.4 周期性
第9章 正多角形の対称性
第10章 正多角形によるタイリング
- 10.1 タイル張り
- 10.2 格子
- 10.3 正六角形セルオートマトン
第11章 正則タイリングの変形
- 11.1 頂点の移動による変形
- 11.2 エッシャーの技法
- 11.3 フラクタルタイリング
第12章 周期性と対称性を持つ模様
- 12.1 万華鏡
- 12.2 六角格子の周期性を持つ模様
第13章 周期タイリング
- 13.1 ピタゴラスタイリングとフィボナッチチェイン
- 13.2 半正則タイリングとその双対
第14章 準周期タイリング
- 14.1 黄金三角形
- 14.2 ペンローズタイリング