書籍概要

ビジネスデザイン
―未来をつくるビジョンとプロセスとITの話

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概要

ITが社会のすみずみまで浸透した結果,仕事の進め方も,ITを前提に考えるのが当然になっています。デジタルトランスフォーメーション(DX)やRPA,AIが必要とされるのも,そうした流れの結果と言えます。とはいうものの,ITを活用したビジネスの進め方に必要なものってなんでしょうか。ITを使って,仕事をよりよくするためには,どうしたらよいでしょうか。
そこで私たちに必要なのは,IT技術の知識そのものではなく,自分のビジネスや業務をどうしたいかという「ビジョン」,そしてそれを実現するためにどのように仕事を「設計」するか,さらに,設計した仕事をIT前提で行うための「要件定義」という3つです。本書では,「ビジョン」「仕事の設計」「要件定義」をどのように行えばよいのか,ITがわからない方でもしっかり理解して手を動かせるように,ていねいに解説します。

こんな方におすすめ

  • IT前提のビジネスを考えたい人
  • ITを活用して仕事をよりよくしたい人
  • 日常的に無駄な仕事が多いと感じている人

目次

 はじめに

  • うんざり・もやもやが止まらない……
  • 原因は「ビジネスデザイン」の不備
  • 真の原因は「ビジョン」の不在
  • ビジョンに基づくビジネスデザインの重要性

第1章 まずはビジョンを描こう!

  • ビジョンとは
  • それは本当にビジョンだろうか
  • ビジョンを設計する
  • 本当にやるべきことを明確にする
  • 顧客はなぜわたしたちの「顧客」になるのか

第2章 価値を提供するための仕事を設計しよう!

  • ビジョンを具現化する
  • 仕事=活動+成果
  • 状態が変わるという成果
  • 仕事の本質は変換である
  • 変換には道具と手順が必要
  • 仕事をするタイミング
  • プロセス=成果の受け渡しによる仕事の連鎖
  • 依頼するのも仕事
  • 道具・手順そして実力を用意する
  • 一時保管による仕事の連鎖
  • 「もしも」の話
  • プロセスの階層構造
  • 仕事を設計する
  • 最終成果を定義する
  • 最終成果を出すためのプロセスを考える
  • 階層構造とブレイクダウン
  • 例外処理について
  • ITありきのプロセス設計を!
  • 取引先にとっての顧客としての自分
  • マネジメントとはやりくりのこと
  • 分業と支援業務の増加
  • 分業がもたらす「断絶」とITによる解決への道
  • 「情報」とは何か
  • 「ITが当たり前」とは
  • 見た目の仕事は増えることもある

第3章 ITを味方にするための要件定義をしよう!

  • システム開発の流れ
  • システムとアーキテクチャ
  • プロに任せられないこと
  • 要件定義とは何か
  • 要件定義の三点セット
  • 混ぜるな危険
  • UIと操作手順を考える
  • 例外処理のこと
  • 機能とデータを考える
  • テスト設計のはなし
  • 要件定義のあとに行われること

第4章 ビジネスデザインを実現するために行動しよう!

  • ビジネスデザインを絵に描いた餅にしないために
  • 目指せ「めでたしめでたし」!

 あとがき

 参考書籍

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