概要
私たちの生活とは切り離せない金融。金融とは何かといった基礎からはじめ,経済・景気・金利・政策といった日々接している話題との関連性もわかりやすく解説します。銀行・証券といった代表的な金融機関の役割は何か,市場とは,株式・為替のしくみ,債券とは何かなど,知っているようで知らない疑問もやさしく理解することができます。フィンテック,仮想通貨,キャッシュレス化など,新しい金融の動きもわかります。
こんな方におすすめ
- 金融のしくみを基礎からやさしく理解したい方
- これから資産運用や投資のための知識を身につけたい方
- 銀行や証券会社などの役割について知りたい方
著者から一言
金融と聞くと,「難しそう……」と思う人も少なくありません。ですが,私たちの生活において,預貯金をはじめ金融に関連するものは多く存在し,むしろ必要不可欠なしくみが金融なのです。こうした金融について,一般の人や大学生,高校生においても,できるだけわかりやすく示したのが本書です。
金融の基本から,金融と経済の動き,金融政策といった「今起きていること」,「今後起こり得ること」を中心に解説を行うとともに,金融機関の種類と役割,株式や投資信託など金融商品のしくみについても解説しています。
また,金融の近未来についても解説し,金融がより身近な存在となることを指摘しています。実生活でも役立てられるような内容を盛り込みつつ,できるだけわかりやすい内容にするよう心がけました。
高校生や大学生の皆さんにおいては,少し踏み込みづらいかもしれない金融の世界を知る第一歩として利用していただくとよいでしょう。
さらに金融に興味を持たれた人は,専門書などで深掘りしていくとよりそのしくみを理解できるようになります。一般教養として,またステップアップへの準備運動として,本書を活用していただければ幸いです。
(「はじめに」より)
サポート
正誤表
本書の以下の部分に誤りがありました。ここに訂正するとともに,ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
初版第2刷で修正済み
P.17 図「信用があればなんでも「お金」になる」
初版第4刷で修正済み
P.28 側注 金融商品取引法 4行目
P.73 図「景気と株価の関係」不景気 上から3番目の囲み 1行目
誤 |
●会社が向上を閉めたり |
正 |
●会社が工場を閉めたり |
P.106 本文 4行目
誤 |
販売する金融商品などの企画を |
正 |
「を」の黄色の強調を解除 |
P.149 図「つみたてNISAは非課税機関が20年間」フキダシ2行目
誤 |
最大760万円(40万円×19年) |
正 |
最大800万円(40万円×20年) |
タテに囲んだ角丸の枠を2018年の行まで伸ばしてください。