概要
本書は,サーバ/インフラの運用・管理などに携わるエンジニアにとって必要な技術や知識を基本から解説した1冊です。ネットワークやサーバの基礎知識はもちろんのこと,クラウド全盛の現代に必要な知識についてもしっかりフォロー。技術に関する解説だけにとどまらず,サーバ/インフラエンジニアとして必要な考え方,学習法,スキルアップ,業務知識,職業倫理などについても取り上げていますから,これからサーバ/インフラエンジニアを目指す人にとって最適な教科書です。
こんな方におすすめ
- サーバやネットワークの管理/運用業務に携わることになった人
- サーバ/インフラエンジニアとしての基本をしっかり身につけたい人
目次
第1章 エンジニアとして生きる
- 1.1 インフラエンジニアとは
- 1.2 技術力とは
- 1.3 成長とは
- 1.4 学びとはどういうことか
- 1.5 継続的な学び・成長のために重要なこと
- 1.6 インフラエンジニアをとりまく時代の流れ
- 1.7 インフラエンジニアが扱うテクノロジのオーバービュー
第2章 ネットワークの基礎知識
- 2.1 巨大ネットワーク「インターネット」の形
- 2.2 階層と規格
- 2.3 IPアドレス
- 2.4 ポート番号
- 2.5 マルチキャスト,エニーキャスト,ブロードキャスト
- 2.6 NAT,NAPT
- 2.7 パケット
- 2.8 ルーティング
- 2.9 ARP
- 2.10 TCPとUDP
- 2.11 速度と品質
第3章 インターネットの基礎知識
- 3.1 HTTP
- 3.2 URLとURI
- 3.3 ドメイン名
- 3.4 DNS
- 3.5 HTTPSとTLS証明書(SSL証明書)
- 3.6 PKI
第4章 サーバの基礎知識
- 4.1 サーバの基本的な構成
- 4.2 Linuxの基礎知識
- 4.3 Linuxの基本操作
- 4.4 Linuxのネットワーク操作
第5章 仮想化の基礎知識
- 5.1 サーバ仮想化
- 5.2 コンテナ
- 5.3 ストレージやネットワークの仮想化
- 5.4 デスクトップ作業環境の仮想化
- 5.5 仮想化と高集積化
第6章 ミドルウェアの基礎知識
- 6.1 Webシステムの構成要素
- 6.2 Webサーバ
- 6.3 アプリケーションサーバ
- 6.4 ロードバランサ
- 6.5 プロキシ(Proxy/CDN)
- 6.6 RDBMS
- 6.7 KVS
第7章 Webサービス運用の基礎知識
- 7.1 システムは何もしないと壊れる
- 7.2 システムはよくわからない状態になる
- 7.3 システムの可用性とは
- 7.4 運用フェーズでの情報共有
- 7.5 構成管理・変更管理
- 7.6 CI/CD
- 7.7 モニタリング
- 7.8 バックアップ
第8章 セキュリティの基礎知識
- 8.1 情報セキュリティとは
- 8.2 鉄板の対策①[ID管理]
- 8.3 鉄板の対策②[アップデートと期日管理]
- 8.4 鉄板の対策③[Firewallによる境界型防御]
- 8.5 鉄板の対策④[IDSやIPSによる内部検査]
- 8.6 鉄板の対策⑤[ セキュリティインシデント対応と証跡取得]
第9章 クラウドの基礎知識
- 9.1 クラウドコンピューティングとは
- 9.2 クラウドコンピューティングで変わったこと
- 9.3 代表的なクラウドサービス:AWS(Amazon Web Services)の基礎知識
- 9.4 AWSの代表的なサービス
- 9.5 利用するサービスの選び方
第10章 法律・ライセンスの基礎知識
- 10.1 通信の秘密
- 10.2 善管注意義務
- 10.3 プロバイダ責任制限法
- 10.4 OSSとライセンス
サポート
正誤表
本書の以下の部分に誤りがありました。ここに訂正するとともに,ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
P.23 本文5行目
誤 |
(略)ソフトウェアエンジニアリグでなんとかします。 |
正 |
(略)ソフトウェアエンジニアリングでなんとかします。 |
P.84 Noteタイトル
誤 |
Note 84600という数値 |
正 |
Note 86400という数値 |