書籍概要

Software Design 202111月号

バックナンバー一覧

発売日
更新日

概要

第1特集
Kaggleで知る機械学習
前処理から学習モデルの構築,スコアの上げ方までわかる

データ分析プラットフォーム「Kaggle」(カグル)にはエキスパートの集まる大規模なコミュニティが存在し,データセットやブラウザから実行できる計算資源などが豊富に用意されています。機械学習を学ぶ題材として,これ以上に手軽かつ極めがいのあるものはないでしょう。本特集では「文章同士の関係を3カテゴリに分類する自然言語推論」「ひらがなのくずし字認識」という2つの種目に取り組み,機械学習の前処理,モデルの構築および学習,目標データの推論といった各工程を体験します。さらには,ベテランの参加者が常日ごろから行っているスコアアップの技術を試し,精度を上げるためにどのような試行錯誤をしているのかを明らかにします。

第2特集
Progressive Web Apps実践入門
Webアプリがネイティブアプリのように動く!?

Progressive Web Apps(PWA)は,特定の技術や仕様を指すものではなく,従来のWebアプリにおいてネイティブアプリのような使用感,機能を実現するという一連の試みです。ホーム画面にアイコンを表示させる,オフラインでも動作するといった基本的なものから,カメラやマイクを使った高度な機能の実装まで,PWAへのアプローチは多岐にわたります。
特集ではそういったPWAのもたらす可能性について紹介しながら,既存のWebアプリをネイティブアプリ化する流れ,APIを使って高度な機能を実装する方法を解説します。

短期連載
PHPカンファレンス2021通信
[最終回]動的言語に付ける型――PHPのアプローチを添えて

PHPカンファレンス2021連動企画ということで,PHPカンファレンス登壇常連者とともに短期連載を全3回で行います。最終回では,近年の動的言語における型検査の動向と,PHPの型検査アプローチを紹介します。

目次

第1特集
Kaggleで知る機械学習
前処理から学習モデルの構築,スコアの上げ方までわかる

  • 第1章:Kaggleにエントリーしよう
    登録からSubmitまでブラウザ上で完結
    …… 農見 俊明
  • 第2章:自然言語処理のコンペに挑戦①
    データの前処理・学習・推論の流れ
    …… 玉木 竜二
  • 第3章:自然言語処理のコンペに挑戦②
    モデル変更でスコアを底上げする
    …… 玉木 竜二
  • 第4章:くずし字認識のコンペに挑戦①
    パラメータチューニングの奥深さに触れる
    …… 金子 剛士
  • 第5章:くずし字認識のコンペに挑戦②
    さらなるスコアアップのためにKagglerがやっていること
    …… 金子 剛士

第2特集
Progressive Web Apps実践入門
Webアプリがネイティブアプリのように動く⁉

  • …… 菅家 大地
  • 第1章:新世代のWebアプリPWA入門
    ネイティブアプリとWebアプリのイイとこどり
  • 第2章:既存のWebアプリをPWA化してみる
    ウェブアプリマニフェストとService Worker
  • 第3章:APIでネイティブアプリ並の機能を実装する
    写真撮影,音声の視覚化からプッシュ通知まで

一般記事

  • 【最終回】[短期連載]PHPカンファレンス2021通信
    動的言語に付ける型――PHPのアプローチを添えて…… うさみけんた

連載

  • ITエンジニア必須の最新用語解説
    【155】eBPF…… 杉山 貴章
  • できる! 自作キーボード工房
    【6】設計編<その3>回路図を書こう……サリチル酸
  • 結城浩の再発見の発想法
    【102】BYOD……結城 浩
  • Raspberry PiでエッジAI
    【7】複数の顔写真で学習と推論に挑戦(1)学習編……山川 正美
  • イラストで明解Gitコマンド
    【9】git reset……大串 肇
  • 明後日のコンピューティングを知ろう
    【9】CPUの見える化……松本 直人
  • 分解教室
    【6】Google Nest Cam……清水 洋治
  • ひみつのLinux通信
    【93】リソース確保早すぎぃぃぃ……くつなりょうすけ
  • ディープラーニング高速化・軽量化技術の最前線
    【2】画像認識で見る,深層学習の高速化技術……田島 喜晴
  • Pythonモダン化計画
    【4】Robot FrameworkでE2Eテストを自動化する……金谷 敦志
  • UNIXテキスト処理の極意
    【4】表形式のテキストファイルを処理する(2)……中島 雅弘
  • はじめての量子プログラミング体験
    【6】飲食チェーンのタスク最適化(その1)……広田 望,松田 佳希,田中 宗(監修)
  • チーム開発の視点が変わる アジャイル開発の新常識
    【12】XPは古くなんかない! 理解を深めて効果的に取り入れよう……鎌倉 伊織,井上 優介,梶原 直人(監修)
  • 【最終回】パズルで鍛えるアルゴリズム力
    【15】ドミノタイリングと二部マッチング問題……けんちょん(大槻 兼資)
  • Visual Studio Code快適生活
    【35】Javaを用いた開発のお供にも使っていきたいVS Code……職業「戸倉彩」
  • 【新連載】はじめよう,おうちクラウド
    【1】「おうちクラウド」が今熱い!……佐藤 寛貴,谷垣 友喜
  • 作って学ぶ仮想マシン
    【5】仮想マシンへのタイマ制御の追加……滝澤 照太
  • systemd詳解
    【6】timer/path/socket unit……森若 和雄
  • 体系的に学ぶDockerネットワークのしくみ
    【7】Dockerのネットワーク構成……大隈 峻太郎
  • こんなときどうする? エンジニアも知っておきたい法律知識
    【3】ソフトウェアの法的保護……弁護士 山城 尚嵩
  • “学習する”チームで仕事をする
    【9】要求仕様の“意図”を伝えて,スケールするプロダクトを作る……広木 大地
  • あなたのスキルは社会に役立つ~エンジニアだからできる社会貢献~
    【119】Clubhouseでシビックテックを語ろう……佐藤 哲也

サポート

正誤表

本書の以下の部分に誤りがありました。ここに訂正するとともに,ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

(2021年11月19日最終更新)

P.122 連載記事「アジャイル開発の新常識」,用語解説「ステークホルダ」の項目

プロダクトの中でどの作業を優先して進めていくかなど、プロダクトに対して責任を持つ役割
スクラムチーム外に存在するプロダクトの利害関係者。プロダクトの利用者や出資者、社内の上司などを指す

P.130,連載「パズルで鍛えるアルゴリズム力」,図9

誤

正

2列目右端の頂点が1つ多く描かれていました。

(以下2021年10月18日更新)

P.99 連載記事「ディープラーニング高速化・軽量化技術の最前線」 参考文献[15]

https://blog.cybozu.io/entry/xbyak_for_fugak
https://blog.cybozu.io/entry/xbyak_for_fugaku

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