概要
ドラゴン,モンスター,獣人,亜人,ヒト,悪魔。
それぞれの生活や営みの想像,そしてデザインの豊かさを楽しむ1冊。
全634体。ファンタジーの世界に生きるキャラクターを描きました。
こんな方におすすめ
- 作画スキルではなくイマジネーションを磨きたい人
- イラストをデフォルメする際の着眼点を知りたい人
- コンセプトが伝わるキャラクター,動物やモンスターを描きたい人
- 擬人化動物やモンスターを描きたい人
著者から一言
私はイラストレーターではなく,キャラクターデザインを主な仕事として活動しています。イラストが特別上手くはないし,綺麗に描けるわけでもありませんが,見てくれた人が「なんか,いいな」と感じてくれることをいちばん大事にしています。
この本は,“描き方”ではなく,考え方の本になります。
私がキャラクターやクリーチャーデザインをするときに考えていることをまとめています(たいしたことは書いていません)。そして,誰にでもできることだと思います。
『Chapter1 Charactor Catalog ―Monster &Human,Imaginary creature―』ではプライベートで描いた,空想ファンタジーの世界に生きるキャラクターやクリーチャーを600体超掲載しています。それはHow Toを書くよりも単純にわかりやすいと思ったからです。
モンスター,獣人,亜人,悪魔や死者,さらには魔法生物まで,オリジナルに加え,古代生物や神話や古典に登場するキャラクターを想像し,描いたものもあります。
なんとなくページをめくっていただくと,そこから何かデザインの発見があるかもしれません。
『Chapter2 Idea Note , Design Process』ではデザインアイデアや気に入らなかったデザインの「Before→After」など,オリジナルのキャラクターの考え方や“シルエット”や”抜き”について,簡単ですが記しています。面白いシルエットや単調にならないためのフォルムの考え方など参考にしていただけるのではないでしょうか。
この本を読んでいただき,あなただけのキャラクターデザインのきっかけやヒントになってもらえればうれしいです。