空想世界の住人たち
―松浦聖キャラクターデザイン Monster&Human,Imaginary Creatures―
- 松浦聖 著
- 定価
- 2,420円(本体2,200円+税10%)
- 発売日
- 2021.12.18 2021.12.15
- 判型
- B5変形
- 頁数
- 144ページ
- ISBN
- 978-4-297-12504-2 978-4-297-12505-9
サポート情報
概要
ドラゴン、モンスター、獣人、亜人、ヒト、悪魔。
それぞれの生活や営みの想像、そしてデザインの豊かさを楽しむ1冊。
全634体。ファンタジーの世界に生きるキャラクターを描きました。
こんな方にオススメ
- 作画スキルではなくイマジネーションを磨きたい人
- イラストをデフォルメする際の着眼点を知りたい人
- コンセプトが伝わるキャラクター、動物やモンスターを描きたい人
- 擬人化動物やモンスターを描きたい人
目次
Introduction
Chapter1
Charactor Catalog
‒Monster & Human, Imaginary Creatures ‒
ドラゴン Dragon
恐竜 Dinosair
魔物・怪物・モンスター Monster
亜人
- 爬虫類 Demi-Human Reptiles mixed
- 魚類・甲殻類Demi-Human Fish mixed,Crustacean mixed
- 昆虫 Demi-Human Insect mixed
- 両生類 Demi-Human Amphibians mixed
- 鳥類 Demi-Human Birds mixed
獣人 Therianthrope
人間 Human
悪者 Rogue
悪魔 Demon
死者・亡者 Undead
植物・食べ物 Plant&Food
魔法生物 Magical Creature
Chapter2
キャラクターはイメージを掛け合わせてデザインする
- テーマ① ネズミを擬人化する
- テーマ②クワガタとトラのモンスターを考える
- テーマ③ 蛾を妖精にする
シルエットだけでもキャラがわかる
- フォレストドラゴン/囚人/アボカドデビル/マッシュタートル/フグ戦士/モササウルス/王様/青髪の戦士
着想~塗り、色分けで作るシルエットと描き方
- [ドラゴン]×[サムライ]のキャラクターを描く
- [毒]×[恐竜]のモンスターを描く
気に入らないデザインを修正する
- ヒッポドラゴン/ヘヴィドラゴニュート/カタツムリの騎士
Voice
プロフィール
松浦聖
キャラクターデザイナー。モンスターデザインを得意とする。
関わったゲーム作品は『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』(スクウェア・エニックス)、 『モンスターガーディアンズ』(コナミ)、『マジカルバケーション』(任天堂)、『電波人間のRPG』(ジニアス・ソノリティ)、『ブレイブリーデフォルト』(スクウェア・エニックス)、『モンスタータクト』(シリコンスタジオ)、『リトルノア』(Cygames)ほか多数。アニメ『デカダンス』(2020)では、ガドルデザインを担当。挿絵を担当した書籍に『王子様のくすり図鑑』(じほう)がある。
@hiziri_pro
著者の一言
私はイラストレーターではなく、キャラクターデザインを主な仕事として活動しています。イラストが特別上手くはないし、綺麗に描けるわけでもありませんが、見てくれた人が「なんか、いいな」と感じてくれることをいちばん大事にしています。
この本は、“描き方”ではなく、考え方の本になります。
私がキャラクターやクリーチャーデザインをするときに考えていることをまとめています(たいしたことは書いていません)。そして、誰にでもできることだと思います。
『Chapter1 Charactor Catalog ―Monster &Human,Imaginary creature―』ではプライベートで描いた、空想ファンタジーの世界に生きるキャラクターやクリーチャーを600体超掲載しています。それはHow Toを書くよりも単純にわかりやすいと思ったからです。 モンスター、獣人、亜人、悪魔や死者、さらには魔法生物まで、オリジナルに加え、古代生物や神話や古典に登場するキャラクターを想像し、描いたものもあります。 なんとなくページをめくっていただくと、そこから何かデザインの発見があるかもしれません。
『Chapter2 Idea Note , Design Process』ではデザインアイデアや気に入らなかったデザインの「Before→After」など、オリジナルのキャラクターの考え方や“シルエット”や”抜き”について、簡単ですが記しています。面白いシルエットや単調にならないためのフォルムの考え方など参考にしていただけるのではないでしょうか。
この本を読んでいただき、あなただけのキャラクターデザインのきっかけやヒントになってもらえればうれしいです。