概要

いまや圏論は数学にとどまらず，物理，情報物理，複雑系科学，量子論，工学，AI，生物学，哲学などあらゆる分野で必要とされるアプローチになっています。

本書では，『圏論の道案内』など圏論に関する多くの本をお書きの西郷甲矢人先生が，第一線でご活躍の専門家に実際のところどうなのか現状や未来への期待，さらに各分野どうしの繋がりなどをうかがいます。なぜ圏論が役に立つのか，圏論的に考えるとはどういうことか，今まであまり語られなかったことを丁寧にご紹介します。圏論てなんだろう？と漠然とした疑問をお持ちの方にもお勧めの1冊です。

こんな方におすすめ

• 圏論とは何であるのか知りたい人
• 圏論初学者
• 数学を圏論をとっかかりに理解できないか考えている方々…など

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目次

• まえがき

第1章　計算機科学からの圏論

第2章　圏論と（少し普通でない）計算機科学

第3章　類体論と代数的言語理論は圏論的にどうつながるのか？

第4章　認知科学者と語る圏論

第5章　〈普遍的構成〉としての認知

第6章　意識の圏論的理解

第7章　生命・ネットワークと圏論

第8章　〈現実の理論〉としての圏論

第9章　物理や工学における圏論の役割

第10章 哲学者たちと語る圏論

第11章 空間概念と圏論

第12章 力学系と圏論

第13章 豊穣圏の広がり

第14章 圏論生活者と語る圏論

• あとがき
• 本書で出てきた主な圏論の書籍と月刊誌

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