書籍概要

人類はどれほど奇跡なのか 現代物理学に基づく創世記

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概要

これは物理現象としての,人類の物語。
「人間とは何か」「我々はどこから来てどこに行くのか」
――こうした問いに対し,本書は「人間は物理現象である」という立場から論を展開していく。人間の存在は,物理法則を超越した奇跡ではない。しかし,今ここに知性と意識を有する人間として生きていることは,無数の偶然が重なり合った結果として実現された,奇跡的な出来事なのである。

生命・知性・意識の3つの面から奇跡的な物理現象としての人類を語る,迫真のサイエンス読本。

こんな方におすすめ

  • 現代科学の視点から人類を俯瞰的に見つめ直したいあなたへ

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目次

第Ⅰ部 宇宙の中の人間

  • 第1章 宇宙と原子と人間と
  • 第2章 分子が生み出す生命
  • 第3章 宇宙の息吹
  • 【コラム・現代科学で読み解く古典哲学】道元の仏性

第Ⅱ部 知性に至る進化

  • 第4章 知性は進化の必然か
  • 第5章 人間的思考の限界
  • 第6章 人類を補完するもの
  • 【コラム・現代科学で読み解く古典哲学】カントのアンチノミー論

第Ⅲ部 意識とは何か

  • 第7章 意識をもたらすもの
  • 第8章 場の量子論とリアリティ
  • 第9章 心と物
  • 【コラム・現代科学で読み解く古典哲学】アリストテレスの質料と形相

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