目次
- 浴衣を楽しみましょう
1章 5月から9月,浴衣の着こなし
私の実践的着こなしカレンダー
- 5月 黄金週間に始まる美しい月,松煙染めをきもの風に
- 6月 濡れても平気な®セオアルファは,梅雨どきのお出かけに活躍
- 7月 本格的な夏の到来を,絞りの浴衣で出迎えて
- 8月 昔ながらの日本の夏に,注染と兵児帯でリラックス
- 9月 秋の色と柄を意識して,奥州小紋でしっとりと
- 秋彼岸を目安に,浴衣納めをしましょう
TPO別着こなしのすすめ
- STEP1 スタンダード
- 無礼講でいく納涼会は,清潔感を大事にすっきりと
- 家や旅館でくつろぐなら,湯上がり的な普段着で
- STEP2 カジュアル
- 洋服の友だちと会う日は,ワンピース感覚の色と柄で
- トリコロールの上質着こなし,レストランでも堂々と
- STEP3 ドレスアップ
- コンサートホールへは,名古屋帯を締めて
コラム 最初の1枚を選ぶなら
- 飽きがこない奥州小紋,いずれはきもの風に/白地に菊,涼やかな綿絽でおとなの夏支度/可愛い色もおすすめ,ピンクの地に牡丹柄/ワンピース感覚で着る,おしゃれモノトーン/キリッとした濃紺と白,モダンな有松絞り/伊勢型の生成りは万能,帯次第でさまざまに
浴衣の知識
- 浴衣の種類と染めの用語/帯の種類と用語/浴衣の仕立てと小物
2章 着れば着るほどわかる職人の心意気,浴衣の矜持
価値観や趣味にも変化が,1枚の浴衣がもたらした悦び
有松・鳴海を訪ねて知った,工芸絞りの有機的な揺らぎ
同じ柄でも1反ごとに少し違い,仕立てで印象も変わります
染め残された清冽な白の味,松原家の長板中形
締めやすくすっきり小粋,浴衣には博多織が似合います
コラム 浴衣を自分で縫ってみた
- 生地選び/布しらべ・見積もり・柄合わせ/運針練習/裁断/印付け/縫う・キセをかける/額縁作り・三つ折ぐけ/袖を縫い,丸みをつける/衿付け・衿肩あきを切る/袖付け,仕上げ
3章 シンプルでアレンジがきく,おとなに似合う半幅帯結び
8つの半幅帯結び
- かるた結び
- 片ばさみ
- 貝の口結び
- 矢の字結び
- 吉弥結び①
- 吉弥結び②
- 変わり角出し①
- 変わり角出し②
4章 浴衣は自分で洗えます。着付けも,最小限の装備で
浴衣のお手入れ
- 綿,麻,ポリエステル浴衣のお手入れ/日常のお手入れ
涼しく着る工夫
- 浴衣の下着,肌着の選び方/浴衣に合わせたインナーの具体例
- ・夏に綿コーマ,絞り,綿紅梅などを半衿なしで素肌に着るとき
- ・夏に綿絽,長板中形,綿麻などを半衿付きで着るとき
- ・松煙染めや奥州小紋,絹紅梅などをきものとして着るとき
5章 涼を感じさせる色と素材,浴衣は小物も楽しい
夏の肌着や襦袢は,麻に勝るものなし
翡翠に珊瑚,ガラスのビール,帯留め楽しや
履き物のセレクトで決まる,よそゆき度
意外に目立つ浴衣の足もと,足袋は白く涼しく新しく
半衿は,ときに変化球も
バッグは素材も色も軽やかに
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