目次
1章 SEOって,1位をとるのが大事なんでしょ?
SEOのホントのところ
- SEOはマーケティングの手段の1つにすぎない
- 「1位をとったけどうまくいっていない」場合とは
「どうすれば1位にできますか?」に対する答え
- 1位にする方程式はないが,指針はある
- 「良いコンテンツを作れば順位はついてくる」わけではない
2章 SEOに取り組むには何が必要?
SEOに必要なスキルは仮説思考
- 明確な答えがない,だから仮説が必要
- 仮説を立てることは効果検証にも有益
成果が出るまでの期間はバラつくことを理解する
- 検索エンジンはすぐに結果に反映してくれない
- コンテンツやデザインを作るのに時間がかかる
- SEOの成果が出るまでの期間はどれぐらいか
どういう流れで対策していけばいいかを把握する
- ①必要なページを考える
- ②ページ作成の優先度を検討する
- ③ページを作成する
- ④定期的に見直しながら,改善する
なぜSEOでキーワードが大事なのかを理解する
- SEOでキーワードが重要になる3つの理由
- SEOでまず取り組むべき「指名検索最適化」
SEOをチームで理解する
- SEOに過度な期待をもってしまう状態を避ける
- 施策のスピードが下がるのを避ける
3章 人やリソースをどうやって確保すればいいの?
そもそも,SEOに必要な人・リソースって?
- オウンドメディア運用のタスクと必要な人数は?
- BtoB-SaaS系サービスオウンドメディアの運営
- BtoC-アパレル系サービスオウンドメディアの運営
- データベース型サイト
- サービスページ
- 「SEOは最低限」という場合
内製と外注,どちらがいいか?
- 内製化のメリットはスピードアップ
- 内製化のデメリットは採用コストと学習コスト
- 初期は外注で,慣れてきたら内製化するのがおすすめ
内製化を目指すべき役割とは
- 司令塔
- コンテンツ編集者
- サイト制作
4章 予算がほとんどないのに成果を求められるんだけど
本当にSEOが必要なのでしょうか?
- SEOの強みが発揮されるケースとは
- 自社の製品・サービスの認知状況と解決できる課題を調べる
- 目的を明確にする
- 目的を達成するほかの施策はないか考える
SEO用の予算の引き出し方
- 期待を正しく把握する
- 期待を正しく調整する
- 裁量権をなるべく広くもらう
- 限界利益から考える
- 社内でSEOの成果を説明する際のコツ
5章 依頼したことを反映してもらえない
なぜ,依頼どおり実装されないのか?
- 要件定義が曖昧なまま依頼してしまっている
- 他部署との調整が入る
「依頼どおりに実装されない」事態を避けるには
- 依頼の要件をしっかりと固めて共有する
- 施策実装担当と密にコミュニケーションをとる
- 社内全体のSEOの理解度を上げる
- 「貸し借りの関係」に敏感になる
6章 コンテンツづくりがうまくいかない
そもそもコンテンツづくりが難しい理由
- 伝えたいことだけ書くのはNG
- コンテンツづくりそのものが目的になってしまいやすい
どのようにコンテンツを作ればいいか
- コンテンツの作成にあたって明確にしたい3つのポイント
- 必要なコンテンツの本数を考える
- 第三者の目でのチェック+専門知識の担保ができる体制をつくる
- 効率よくコンテンツを作成する10のステップ
とても難しい効果検証
- いつ,何を検証するのか
- 効果検証をふまえて,どのようなアクションをするべきか
良いコンテンツだからといって1位を獲得できるわけではない
- 1位に表示されるのは「最もわかりやすいコンテンツ」とはかぎらない
- 良いコンテンツを作ったうえで取り組むべき4つのこと
- 1位をとっても終わりではない
AIをうまくSEOに利用するには
- GoogleはAIコンテンツをどう考えているのか
- うまく生成AIを活用するには
7章 社内から質問がたくさん来て困る
検索エンジンの仕組みを理解して,最低限マイナスを与えない判断ができるようにする
- 検出,クロール,インデックス,ランキングの4つのフェーズを押さえる
- 検出「URLを見つける」
- クロール「ページの情報を取得する」
- インデックス「クロールした内容を格納する」
- ランキング「順位を決定する」
質問にはどう対応すればいいか
- テキストでやりとりする
- わからないことは「なんとなく」にしない
SEOを勉強するには
- レベル1:用語と概念を理解する
- レベル2:ニュースを追う
- レベル3:質問を積極的に受ける
- レベル4:自分でサイトを運用してみる
SEOが正直しんどい時は
- 忙しすぎてしんどい
- わからなくてしんどい
- 目標が厳しくてしんどい
8章 ホームページをリニューアルしたら,急に順位が下がってしまった
サイトリニューアルは本当に必要なのか
- サイトリニューアルは残念な結果を招きやすい
- サイトリニューアルをしないといけない時
なぜ,サイトリニューアルで順位が下がったままになってしまうのか
- それまでに獲得していた評価を正しく引き継げていない
- ページ内容を変更した結果,改悪になっていた
失敗しにくいサイトリニューアルの進め方
- ①サイトリニューアルで得られるリターンとリスクの回避方法を押さえる
- ②現状のサイトの数値状況を把握して,具体的な変更・対応箇所をまとめる
- ③依頼を読めばだれでも実装できるレベルまで落とし込む
- ④リニューアルに関わるメンバーと費用感,スケジュールをまとめる
- ⑤リニューアルが目的にすり替わらないように実装する
- ⑥ステージング環境で確認する
- ⑦リニューアルの影響をチェックする
9章 がんばってSEOに取り組んできたけど成果が出ないから,やめようと思う
あらためて「SEOにおける成果」とは
- 売上に直接つながるアクション,つながらないアクション
- 認知向上に貢献するか
- 「たくさん取れているか」「コスパよく取れているか」で判断する
もしもSEOをやめるとしたら
- SEOをやめるとはどういうことか
- SEOのやめ時をどう考えるか
SEOをやめたあとに再開する場合は
- ①かつてはどのように取り組んでいて,なぜSEOをやめたのか(失敗したのか)
- ②今回はどのような成果が求められているのか
- ③今回は競合を含め「勝てそう」か
- ④社内のリソースは十分にあるか
- ⑤SEO以外の取り組み状況はどうなっているか
10章 ナイルはどのようにSEOに取り組んでいるのか
事例① Appliv
- 「アプリを探すユーザーとの接点」としてSEOは非常に重要
- 3つのメインチーム+2つのサポートチームのマトリクス型組織
- 「量から質へ」の転換とともにコンテンツへの取り組みも進化
- 「最終的な勝者」になるために必要なことを逆算し,目標として設定する
- どのように施策に取り組んでいるか
- SEOに取り組む方へのアドバイス
事例② カルモマガジン
- 通常のオウンドメディアの役割を超えた役割を担う
- メンバーの多くが業務委託/外部のパートナー会社
- 「言われたことをやる」から「目標を追える」体制へ
- 目標設定は無理なく,しかし成長への取り組みは必死に
- メディアの成長とともに,指標も施策も変わる
- SEOに取り組む方へのアドバイス