概要
ちょっとしたIoTシステムで,自分の身の回りのことを自動化してみたいとお考えの方も多いでしょう。しかし,経験がある方でも,どういうデバイスやセンサを使ったらよいかわからなかったり,どれを使うか迷ったりすることがしばしばです。
本書はそんな方々を対象に,多くの方法がある中からどれを選ぶかを決める手間を省くという趣旨で,代表的なエッジデバイスに使える機器やセンサなどを中心に,実際の製作例ではどんなものになるかを試した結果を解説しています。
扱うデバイスは,Arduino,M5Stack,Raspberry Pi pico,ワンチップマイコン,Raspberry Pi。デバイスの特性によって,液晶や有機EL,センサ,サーボ,カメラ,Wi-Fiはもちろん,LoRa通信や,電池無し・配線無しで無線通信できるEnOceanの使い方なども紹介しています。さらには,サーバやクラウド側のアプリケーションの処理も詳細に説明しています。
この1冊で,IoT電子工作の世界がさらに広がります。
こんな方におすすめ
- 身の回りのことをIoTで便利にしたい方
- 別のデバイスを使ってみたい方
サポート
ダウンロード
本書で作成した例題のプログラムと,回路図がダウンロードできます。圧縮ファイルですので,解凍してお使いください。
(2024年4月9日更新)
回路図(Hardwareフォルダ)
PDF形式となっています。「○○_SCH」は回路図,「○○_BRD」は配置図です。
プログラム(Programフォルダ)
章-節-項ごとに作成したプログラムが格納されています。デバイスごとに開発環境が異なっています。開発環境の詳細は付録をご覧下さい。
Arduino,M5Stackの場合はスケッチ(○○ .ino)です。Arduino IDEで開くことができます。
Raspberry Pi Pico Wの場合はMycroPython(○○ .py)のプログラムです。Thonnyで開くことができます。
パソコンのプログラムは,Node-REDで作成したJSONファイルです。Node-REDで開くことができます。
Raspberry Pi 4Bのプログラムは,Node-REDで作成したJSONファイルまたは,Thonnyで作成したPythonファイルです。
PICマイコンの場合は,プロジェクトフォルダ(○○ .X)の中に,C言語によるソースファイルや,コンパイル済みのオブジェクトファイル,ライブラリなどが納められています。MPLAB XIDEで開くことができます。
なお,ソースリスト中にWi-FiのSSIDやパスワード,クラウドサービスのIDなどが入っているものは,そのままでは動作しません。読者の方の環境に書き換える必要があります。
これらのファイルについて,一般的な環境においては特に問題のないことを確認しておりますが,万一障害が発生し,その結果いかなる損害が生じたとしても,小社および著者はなんら責任を負うものではありません。また生じた損害に対する一切の保証をいたしかねます。必ずご自身の判断と責任においてご利用ください。
以上のことをご確認,ご了承の上,データをご利用願います。
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- IoT_Cookbook.zip