書籍概要

図解即戦力

図解即戦力
システム外注の知識と実践がこれ1冊でしっかりわかる教科書

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概要

2018年以降,政府主導によるDX推進ガイドラインの策定やデジタル庁の創設などを契機に,企業のIT投資が盛んに行われるようになりました。また,コロナ禍以降の慢性的な人材不足の状況を鑑み,これまで主流だった基幹業務システムに加え,人的リソース不足解消のためにRPAや生成AIを組み込んだ自動化システムの開発・導入も進んでいます。

本書は,企業の情報システム担当者やDXプロジェクト担当者に向けて,ITシステムを外部ベンダーに外注する際の実践的な知識を図解した書籍です。企画立案から,ベンダーの選定,既存システムの問題点の洗い出し,要求定義・RFPの作成,開発工程の監視,社員教育,受入と本稼働,運用・保守まで,実際のシステム開発の工程に沿って,システム発注側が実践すべき知識をていねいに解説します。

こんな方におすすめ

  • 企業の情報システム担当者・DXプロジェクト担当者

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目次

第1章 システム開発の現状

  • 01 中小企業におけるシステム環境の現状
  • 02 システム開発形態の種類
  • 03 システム外注の流れ
  • 04 ベンダー選定までが勝負
  • 05 中小企業のベンダー選定における注意点
  • 06 発注者とベンダー間で共通認識を持つ工夫
  • 07 システムのライフサイクルを意識する
  • 08 プロジェクト中止の検討が必要なケース
  • 09 システム外注に必要な社内体制

第2章 システムの企画

  • 10 システムの企画は非常に重要なフェーズ
  • 11 現状を誤解なく把握する
  • 12 問題点を分析する
  • 13 問題の原因を突き止める
  • 14 将来像を可視化する
  • 15 To Beモデルを実現する施策を漏れなく抽出する
  • 16 To Beモデルのないパッケージ導入は失敗する
  • 17 RFIでシステム市場を把握する
  • 18 依頼内容をとりまとめる(RFIの作成・発行)
  • 19 予算の上限を決める

第3章 システムの要求定義

  • 20 システムの要求を可視化する
  • 21 To Be業務フローを作成する
  • 22 欲しい機能を一覧にしてまとめる
  • 23 システムの機能以外で要求すべきこと
  • 24 要求定義には現場を巻き込む
  • 25 要求をとりまとめて社内でオープンにする

第4章 適切なベンダーの選定

  • 26 ベンダーへの声かけは必ず複数に
  • 27 ベンダーへの提案依頼は具体的に
  • 28 ベンダーの提案内容評価
  • 29 ベンダーの提案価格評価は意外と難しい
  • 30 投資効果を算出して経営陣を納得させる
  • 31 ベンダーとの契約交渉や手続きにおける注意点
  • 32 システムにSaaSを導入するときの注意点

第5章 ベンダーによる開発

  • 33 開発手法の種類
  • 34 プロジェクトの立ち上げ
  • 35 要件定義工程で注意すべきこと
  • 36 設計・テスト工程は監視するつもりで行う
  • 37 各工程の終了判定では手を抜かない
  • 38 追加開発の判断基準

第6章 受入と本稼動の準備

  • 39 受入テストの流れと注意点
  • 40 教育に必要な資料を作成する
  • 41 教育を実施する際の注意点
  • 42 データ移行はもう1つの大きなプロジェクト
  • 43 部門ごとに運用確認する
  • 44 全体リハーサルで最終確認を行う
  • 45 システムの本稼動
  • 46 段階的なシステムの移行

第7章 システムを成長させる運用・保守

  • 47 システム開発は導入後が本番
  • 48 ドキュメントのメンテナンス
  • 49 システム本稼動後の社内体制
  • 50 運用開始後の課題解決方法
  • 51 保守は毎年見直す
  • 52 セキュリティ対応

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