図解即戦力シリーズ図解即戦力
システム外注の知識と実践がこれ1冊でしっかりわかる教科書
2024年5月29日紙版発売
2024年5月29日電子版発売
青山システムコンサルティング株式会社 著
A5判/256ページ
定価2,420円(本体2,200円+税10%)
ISBN 978-4-297-14196-7
書籍の概要
この本の概要
2018年以降,政府主導によるDX推進ガイドラインの策定やデジタル庁の創設などを契機に,企業のIT投資が盛んに行われるようになりました。また,コロナ禍以降の慢性的な人材不足の状況を鑑み,これまで主流だった基幹業務システムに加え,人的リソース不足解消のためにRPAや生成AIを組み込んだ自動化システムの開発・導入も進んでいます。
本書は,企業の情報システム担当者やDXプロジェクト担当者に向けて,ITシステムを外部ベンダーに外注する際の実践的な知識を図解した書籍です。企画立案から,ベンダーの選定,既存システムの問題点の洗い出し,要求定義・RFPの作成,開発工程の監視,社員教育,受入と本稼働,運用・保守まで,実際のシステム開発の工程に沿って,システム発注側が実践すべき知識をていねいに解説します。
こんな方におすすめ
- 企業の情報システム担当者・DXプロジェクト担当者
本書のサンプル
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目次
第1章 システム開発の現状
- 01 中小企業におけるシステム環境の現状
- 02 システム開発形態の種類
- 03 システム外注の流れ
- 04 ベンダー選定までが勝負
- 05 中小企業のベンダー選定における注意点
- 06 発注者とベンダー間で共通認識を持つ工夫
- 07 システムのライフサイクルを意識する
- 08 プロジェクト中止の検討が必要なケース
- 09 システム外注に必要な社内体制
第2章 システムの企画
- 10 システムの企画は非常に重要なフェーズ
- 11 現状を誤解なく把握する
- 12 問題点を分析する
- 13 問題の原因を突き止める
- 14 将来像を可視化する
- 15 To Beモデルを実現する施策を漏れなく抽出する
- 16 To Beモデルのないパッケージ導入は失敗する
- 17 RFIでシステム市場を把握する
- 18 依頼内容をとりまとめる(RFIの作成・発行)
- 19 予算の上限を決める
第3章 システムの要求定義
- 20 システムの要求を可視化する
- 21 To Be業務フローを作成する
- 22 欲しい機能を一覧にしてまとめる
- 23 システムの機能以外で要求すべきこと
- 24 要求定義には現場を巻き込む
- 25 要求をとりまとめて社内でオープンにする
第4章 適切なベンダーの選定
- 26 ベンダーへの声かけは必ず複数に
- 27 ベンダーへの提案依頼は具体的に
- 28 ベンダーの提案内容評価
- 29 ベンダーの提案価格評価は意外と難しい
- 30 投資効果を算出して経営陣を納得させる
- 31 ベンダーとの契約交渉や手続きにおける注意点
- 32 システムにSaaSを導入するときの注意点
第5章 ベンダーによる開発
- 33 開発手法の種類
- 34 プロジェクトの立ち上げ
- 35 要件定義工程で注意すべきこと
- 36 設計・テスト工程は監視するつもりで行う
- 37 各工程の終了判定では手を抜かない
- 38 追加開発の判断基準
第6章 受入と本稼動の準備
- 39 受入テストの流れと注意点
- 40 教育に必要な資料を作成する
- 41 教育を実施する際の注意点
- 42 データ移行はもう1つの大きなプロジェクト
- 43 部門ごとに運用確認する
- 44 全体リハーサルで最終確認を行う
- 45 システムの本稼動
- 46 段階的なシステムの移行
第7章 システムを成長させる運用・保守
- 47 システム開発は導入後が本番
- 48 ドキュメントのメンテナンス
- 49 システム本稼動後の社内体制
- 50 運用開始後の課題解決方法
- 51 保守は毎年見直す
- 52 セキュリティ対応
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