目次
Part 1 確定申告の心得
- 01 確定申告とは,そもそも何?
- 確定申告とは「所得税」の申告のこと
- 「所得税」は,どう決まるのか?
- 青色でも白色でも,基本の手順は同じ
- 02 売上はきっちり把握しておこう
- 売上の把握はもっとも大事
- 売上帳は銀行の履歴を活用しよう
- 現金商売の人は毎日の売上帳をつけよう
- 税務署は抜き打ち調査にやって来ることもある
- 03 領収書の超・基本
- 書き方に決まったルールはない
- 領収書の書き損じに注意!
- 税務署は印紙も見ている
- 04 領収書はもらわなくてもいい!?
- 神経質にならなくてOK
- レシートでも十分通用する
- 領収書をもらい忘れてもあきらめなくていい
- 05 売上を抜いたらどうなるか?
- 売上は絶対に抜いてはダメ!
- 税務署はなぜ売上除外に厳しいのか?
- 06 源泉徴収と税金還付の仕組みを知っておこう
- 源泉徴収は税金の前払い
- 源泉徴収されているか必ずチェック
- 報酬が源泉徴収されているか確認する方法
- 源泉徴収額は,支払いが100万円を超えるかどうかで大きく変わる
- どういうときに還付になる?
- 契約タイプのフリーランサーは要注意
- 07 青色申告でないとダメ?
- 青色申告って何?
- 青色申告の申請期限
- 08 青色申告のメリット
- 青色申告の主な特典
- 09 青色申告のデメリット
- 青色申告,3つのデメリット
- 10 じつは白色申告のほうが有利!?
- 白色申告も記帳が必要
- 白色申告の記帳は小遣い帳程度で大丈夫
- 11 白色申告ってどれくらいカンタン?
- 白色申告の記帳に明確なルールはない
- 帳簿の扱いもカンタン
- 12 会社と個人事業,どっちがいいのか?
- 会社と個人事業はどこが違う?
Part 2 経費をたくさん積み上げよう
- 01 経費をどれだけ積み上げられるか?
- 税金を減らすには2つの方法しかない
- 経費の範囲はけっこう広い
- “生活費”を経費に計上するというやり方
- 税務署に文句を言われない経費計上とは?
- 02 家賃を経費で落とそう!
- プライベート部分と仕事部分で按分計算する
- だいたい6割の経費計上なら税務署から文句が出ない
- 仕事部屋が別にあっても,自宅家賃を経費にできる
- 持ち家の場合はどうなる?
- 03 光熱費,電話代なども経費で落とそう!
- 経費で落とせるのは家賃だけじゃない
- 按分の割合は柔軟に考えていい
- 04 配偶者や家族に「給料」を払おう!
- 家族に給料を払って節税
- 青色申告の専従者給与
- ちょっとしたことでも「仕事の手伝い」になる
- 建前の上で「給料」になっていればOK
- 専従者控除を臨機応変に使う
- 05 交際費を使いこなそう!
- 個人事業主は交際費が使い放題!
- 06 買い物をして節税!
- 儲かったときは仕事に関係するものを物色しよう
- 備品を買うときの注意点
- 07 青色申告者は30万円未満の備品をターゲットにしよう
- 青色申告の特例
- テレビを事業用と認めてもらうには
- 08 支払利息を忘れるな!
- 消費者金融の利息も経費で落とせる
- 生活のための借金か事業の借金か
- 09 経費を大きく膨らませるには旅費交通費を使え!
- 旅行を出張にアレンジする
- 視察旅行の範囲はかなり広い
- 仕事2割,旅行8割くらいでは危険
- 10 個人事業主は「福利厚生」の経費を使える?
- 「福利厚生費」はグレーゾーン
- 家族以外の従業員への福利厚生費なら普通に使える
- 11 減価償却ってなんだ?
- 減価償却の食わず嫌いはもったいない!
- 12 減価償却には定額法と定率法がある
- 定額法と定率法
- 減価償却の基本「定額法」とは?
- 同じ率を掛けていく「定率法」とは?
- 13 中古車を買って節税する方法
- 1年で数百万円の経費計上も!
Part 3 所得控除を使い倒そう
- 01 所得控除を増やして税金を減らそう!
- 所得控除って何?
- 所得控除は自分で申し出て受けるもの
- 02 所得控除にはあまり知られていないモノもある
- 所得控除は全部で10以上
- まずは,ざっくり見てみよう
- 03 税務署員が使っている扶養控除のウラ技
- 祖父母の兄弟でも扶養に入れられる
- 年金をもらっていても扶養に入れられることがある
- 04 社会保険料控除のウラ技と,意外に使える雑損控除
- 家族の分も,しっかり控除を受けよう
- 自然災害などで被害があったときに使える雑損控除
- あまり知られていないけれど活用の幅は広い
- シロアリ退治,害虫駆除,雪下ろし費用も雑損控除になる
- 05 もっとも節税効果の高い生命保険の掛け方とは?
- 生命保険料控除は,やり方によって3倍になる!
- 「生命保険」「個人年金保険」「介護医療保険」の違い
- 控除額が最高になる生命保険の掛け方
- 「生命保険は掛け捨てがトク」ではない!
- 06 地震保険料控除を忘れるな!
- 災害への備えをしながら税金を安くする
- 同じ地震保険なら控除される保険のほうがいい
- 07 医療費控除は身近にある!
- すぐにはじめられる医療費控除
- 医療費控除の計算
- 08 医療費控除の申告は書類1枚でできる
- 「医療費控除の明細書」を出せばいい
- 領収書はどうすればいい?
- 09 「住宅ローン控除」は見逃せない!
- 税額控除はパワフル
- 住宅ローン控除の手続きは簡単
Part 4 社会保険の基本と税金を安くするアイテム
- 01 社会保険は自分で選んで自分で加入する
- 個人事業主,フリーランサーは社会保険も自分の責任で
- 国民健康保険未加入でもアラートは来ない
- 国民健康保険料は住む場所で違う
- 国民健康保険には減免制度がある
- 国民健康保険未加入のワナ
- 02 これから独立する人は任意継続を利用しよう
- 全額自分負担でも任意継続
- 退職してからすぐに申し込むこと
- 03 個人事業主,フリーランサーが選べる公的年金
- 国民年金はベースにすぎない
- 国民年金にも減免制度がある
- 国民年金だけの人は付加年金
- 儲かった年にもっと社会保険料を払えないか?
- 04 国民年金基金は節税効果バツグン!
- 節税しながら老後の資産を蓄積できる!
- 国民年金基金はなぜオイシイのか?
- お金が戻ってくるタイミングとインフレに注意
- 05 個人事業主節税の王様「経営セーフティ共済」とは?
- 個人事業主の節税策の中で,もっとも使いやすく効果が大きい
- 掛金は4年後には返ってくる
- 経営セーフティ共済の注意点
- 経営セーフティ共済のデメリット
- 06 小規模企業共済もけっこう使える!
- まだある!節税しながら資産を増やす方法
- 小規模企業共済の難点
- 07 確定拠出年金に向いている人とは?
- 確定拠出年金は年金を手厚くする3本目の矢
- 「3本の矢」を比較する
Part 5 誤解だらけの確定申告
- 01 開業届は出さなくても申告できる
- 出さなかったとしても問題なく確定申告できる
- どんな届出書が必要なのか?
- 02 「特殊事情」欄の賢い使い方
- 地味ながら大事な「特殊事情」欄
- 税務調査の誤爆を避ける
- 03 申告手続きのウラ技
- 申告期限に間に合わなかったら
- 確定申告の本当の期限は4月15日!?
- 04 税金を納めすぎたらどうなる?
- 納めすぎた税金は戻ってくる
- 税金が不足していた場合は?
- 不正をすると7年間さかのぼって追及されることも
- 05 収入の波が大きい仕事には特例がある!
- 収入の振れ幅が大きい人は要チェック
- 変動所得の計算は税務署に聞いてもいい
- 06 あなたのところにも税務調査は来るのか?
- 税務調査の本音と建前
- どんな事業者がターゲットになりやすい?
- 一定以下の規模の事業者には調査が入りにくい
- 07 税務調査は逃れられないのか?
- 税務調査には「強制」と「任意」がある
- 税務署の言うことをうのみにしていると
- 08 確定申告でもデジタル化は待ったなし
- 電子取引データ保存の義務化とは?
- 青色申告の特別控除は3段階に分かれる
- 優良な電子帳簿の保存とe-Tax
- 09 e-Taxのはじめ方,進め方
- e-Taxのおおまかな流れ
- 「ネットにつながっていればなんでもOK」ではありません
- e-Taxをするには2つの方法がある
- 税務署でIDを発行する方法
- e-Taxでの申告書の作り方
- 確定申告の証明はどうすればいい?
Part 6 消費税対策講座
- 01 消費税を知らないと大変なことになる!
- 事業をはじめれば消費税の「納付者」になる
- 02 簡易課税を使いこなそう
- 消費税計算の手間を大幅に省ける
- 03 インボイス制度によって消費税は自分事に
- インボイス制度の仕組み
- インボイスを発行すれば消費税の納付義務が発生
- 免税事業者だけが使える2割特例
- インボイス未登録の事業者から仕入れたときの経過措置
- 1万円未満取引の特例
- 簡易課税はインボイスでも使える
- お客さんの名前を記載しなくていい適格簡易請求書
- 04 システムを使えば消費税の確定申告はカンタン
- 独特な用語を整理しよう
- システムのナビにそって入力していく
巻末付録 申告書の書き方
- 「青色申告」と「白色申告」の申告方法
- 「青色申告決算書」の記入例
- 白色申告の「収支内訳書」の記入例
- 令和6年一度限りの「定額減税」
- 「予定納税」とは?
- 「確定申告書 第一表」の記入例
- 「確定申告書 第二表」の記入例