目次
はじめに
- プロモーションが届かない時代
- タイアップで効果が生まれない理由
- ファンダムマーケティングとは
- 「今日の売上」と「明日の売上」
- 企業とIPの型にはまった形
- 「売れて,愛される」ために
第1章 ファンダムとファンダムマーケティングを理解する
- 「ありがとう」を生み出す
- ファンダムマーケティングがもたらす価値
- 「応援する」と「推す」の違い
- ファンダムは宗教
- 精神的充足を求め始めている現代人
- ファンダムの根底は可処分精神
- ファンダムは消費者じゃない
- 愛とリスペクト
- ファンダムマーケティングの6つのステップ
第2章 ファンダムマーケティングの目的を決める
- ファンダムマーケティングの分類
- ターゲットを定める3つのステップ
- 認知はお金で買えるが,興味はお金じゃ買えない
- 近距離トライブか,遠距離トライブか
- 近距離,遠距離トライブのメリットとデメリット
- IPありきのファンダムマーケティングは存在しない
第3章 IPのジャンルごとの特性を把握する
- 男性/女性アイドル
- K-POP
- バンド/シンガーソングライタ―
- フェス/イベント
- スポーツチーム/選手
- モデル/役者
- 2.5次元俳優
- VTuber
- 声優
- YouTuber/インフルエンサー
- 漫画/アニメ/映画
- キャラクター
- お笑い
- ゲーム
- ミュージカル
- 時間軸を超えることも留意する
第4章 ファンダムを自社に接続する
- 【ケーススタディ】くしゃみでつながるアレジオンの狙いと願い
- IPと自社をつなげる8ヶ条
- IPのあたりをつける2つの方法
- IPの解像度を上げる5つのリサーチ
- セグメントマスを狙う
- セグメントマスを見つける5つの方法
- ファンダムがいるかどうかの見極め方
- 成功の約束ではなく,信じる要素を見つけるプロセス
第5章 ファンダムマーケティングに「ありがとう」と言ってもらえるコンテンツと情報伝搬を設計する
- 「ありがとう」と言われるコンテンツを生み出す2つの視点
- ファンダム内での情報伝搬を設計する
- ブランドとともに発話させる
- 【ケーススタディ】オーディオテクニカ×内田真礼,内田雄馬ファンダム
- 爆発的効果を生んだファンダムマーケティング
- お土産を設計する
- 予算におけるお土産の比率に注意
第6章 ファンダム以外に広げる
- キーワードは「越境デザイン」
- 近距離トライブス戦略で広げる
- 【ケーススタディ】リクルート Follow Your Heart & Music
- 主戦場を越境トライブで広げる
- 【ケーススタディ】UNSAA-アンサー
- 【ケーススタディ】SAPEur
- PRで広げる
- 【ケーススタディ】志摩スペイン村と周央サンゴ
- 社会ゴトで広げる
- 【ケーススタディ】#がんばれ受験生/等身大アンバランス
- ファンダムマーケティングは局所的マーケティングではない
第7章 ファンダムマーケティングの効果測定をする
- 効果測定の前提を押さえる
- ファンダムの声の捉え方
- 「初速度」「熱狂度」「越境度」を見る
- ファンダムのお金の優先順位
- KGIとKPIをどう設定すればいいか
第8章 ファンダムマーケティングの真髄
- ブランディングの方程式
- ファンダムマーケティングはタイアップ2.0
- ブランドエクイティは継続性から生まれる
- 【ケーススタディ】ジュレームリラックスが見据えてた継続性のファンダムマーケティング
- 【ケーススタディ】売れて,愛されるを目指したオーディオテクニカ
第9章 ファンダムマーケティングの疑問あれこれ
- なぜ,応援広告がおこなわれるのか?
- トライブとファンとファンダムの違いとは?
- ファンダムを卒業する日はあるのか?
- インフルエンサーマーケティングのKOLとの違いは?
- ブランドシンボルとの棲み分けは?
- 店舗と連動させるには?
- セグメントマスの弱点はなにか?
- 失敗するファンダムマーケティングとは?
- ファンダムマーケティングの時間軸をどう設計すればいいか?
- ファンダムが盛り上がるトリガーとは?
- 広告は別途運用すべきかどうか?
- 向いていない商材はあるか?
- ミスマッチな世代はあるか?
- 「ありがとう!」のクチコミにたいして何をすべきか?
おわりに
- 顧客をファン化する,熱狂的ファンを生み出すことは本当にできるのか?
- これからの時代は「B to C」ではなく「B with Fandom」へ
- ボーダレス化する世界を描いていく価値