概要
数学には,図形的パズル,論理的パズル,ゲーム理論的パズル…と多くのパズルが存在します。本書は「論理的パズル」を取り上げます。論理的パズルとはパズルの中でも背景に隠れた性質を見出す類のものです。たとえば,江戸時代の『塵劫記』に記された油分け問題が代表格です。油を与えられた容器だけを使って等分する問題で,一見すると計算問題のようですがパズル問題として考えることができます。
具体的なパズルの背後に隠れている《本質》や《構造》を取り出すことができれば,目の前のパズルをもっと楽しく解くことができるはずです。
「パズルを解き明かす」過程の楽しさ,数学の醍醐味を堪能できる1冊です。
こんな方におすすめ
- 中学生以上,図形や論理などをパズル的な考え方を通して深めたい方
- 純粋に数学的なパズルを楽しみたい人