情報セキュリティの鉄則とは?
サイバー攻撃の手口が高度化・巧妙化し,ウィルス対策ソフトを代表とする従来の防御策では役に立たなくなったということは,すでに多くの専門家から指摘されているとおりです。しかし,サイバー攻撃だけではなく,内部の不正やうっかりミスによっても情報は流出します。
なぜ,こうも情報流出が続くのでしょうか?
それは,情報セキュリティに対する目的の誤解,全体感のとらえ方や優先順位の決め方の誤り,科学的なアプローチ不足など守る側の課題が多いことも一因していると筆者は推察しています。そして,より本質的な課題として,担当者が情報セキュリティに関して体系立てて教育されることなく,多くの場合,ほかの業務と情報セキュリティを兼務の形で,悪く言えば片手間で担っている点を挙げられるのではないでしょうか。
少し厳しい言い方をすれば,情報セキュリティの不備は以前からありましたが,サイバー攻撃をはじめとした多くの情報流出事故によってその不備があらわになってきたのでしょう。
「では,具体的にどうすればいいのか? どのような技術で対策すればいいのか?」という疑問や悩みに解を示すのが,本書の目的です。
ベテラン講師がつくりましたシリーズ:Word&Excel
インストラクター・講師としてたくさんの初心者をサポートしてきた,経験豊富な著者が贈るWord&Excelテキストです。教材ファイルを利用しながらやさしく学習できます。
また,各章末には練習問題がついています。職場で必要だけど実はまだWordやExcelにさわったことがない新社会人の方,いまだにWordやExcelに慣れていない中堅社員の方,各ツールのスキルを身につけて仕事を見つけたい方,自治会やPTAでパソコン係に任命された方 etc.自分に合った学習コースも組めるので,自習用に最適です。
これで堂々と「Word使えます!」「Excel使えます!」と言えるようになります。
化学反応の不思議を知る
化学反応は今までにない分子を作り出し,画期的な新製品や命を助ける医薬品を開発し,私たちの生活を豊かにしたり,命を救ってくれます。とても夢のある可能性を秘めています。では,なぜ原子同士がくっついたり切れたりするのでしょうか?,そんな素朴な疑問に答えながら,身の回りに起こる化学反応を解説していきます。たとえば,お酒の飲むと体の中の化学反応で分解されますが,実はそのお酒をつくるときも化学反応が起こっているのです。胃薬を飲んだ時にも化学反応が起こり,使いすてカイロにも化学反応が関与しているのです。周りをみると化学反応だらけなのに気づくでしょう。本書を読み進めるだけで,疑問が解けるだけでなく,化学反応のしくみがわかるようになります。最終章では,日本人がノーベル化学賞を受賞した「クロスカップリング反応」もやさしく解説し,世の中が化学反応によって支えられていることがわかります。
ドライエッチング技術を学ぶ
半導体ドライエッチング技術は,半導体デバイスの微細化・高集積化を実現する手段として,リソグラフィ技術と双璧をなすキーテクノロジーです。ドライエッチングに従事するエンジニアは,多くの場合,経験と堪に頼って仕事を進めているのが実情です。
本書はこれまでの本とは異なるユニークなアプローチで,ドライエッチング技術の基礎から応用までビギナーに理解できるようまとめてあります。これまでのドライエッチングの書は,ともすると難しいプラズマ理論に重きをおいたもの,あるいは逆にドライエッチング技術のデータの羅列に終始するものが多く見られます。本書は極力数式を使わないで,ビギナーにもドライエッチングのメカニズムが容易に理解できるように執筆しました。また,プロセスから,装置,新技術に至るまで系統的に理解できるよう配慮してあります。さらに,プラズマダメージの章を設け,その全容が理解できるようにしたことも特徴の一つです。
本書ではビギナーにドライエッチング技術の原理を容易に理解させるばかりでなく,より実践に近い知識が得られるようにしました。また,ビギナー向けに書かれていますが,ある程度経験を積んだエンジニアがドライエッチング技術の全体像を理解するのにも役立つ書籍です。