Software Design 2004年2月号
今号の特集概要
特集
ユーティリティエンジニアになるために
マルチOS活用スタイル2004
プログラマやネットワーク管理者など,現在のエンジニアには複数のOSの使いこなしが求められる場面が多くなっています。マルチOSを試すには,エミュレータやマルチブートといった各種方法があり,本誌でも今まで何度も取り上げてきました。今回はその総決算です。用途別/コスト別に応じたマルチOS活用方法を紹介します。定番のエミュレータ利用だけではなく,Windowsユーザ向けのCygwinやXサーバを使ったサーバ/クライアント環境の利用, chrootを使ったマルチLinuxディストリビューション環境構築などを取り上げます。これらソフトウェアレベルのものだけではなく,大容量ハードディスクのパーティションを切り分けた効果的なマルチブートの仕方や伝統的なKVMスイッチの便利な使い方など,あなたのスタイルに合ったマルチOS環境が実現できる,エンジニア必見の特集です。
第2特集
組み込みLinuxエンジニアになるための基本学習帳
2003年は,組み込み分野がLinuxの新たな活躍の場として認知された1年だったと言えるでしょう。各種家電への移植を中心に,さまざまな専用端末への採用事例も増えています。こうした適用範囲が増える一方で,どの企業も組み込みLinuxをベースとしたエンジニア不足に困惑しています。本特集では,従来のSEをターゲットに,さらなるスキルアップとして,組み込みLinuxエンジニアになるための極意を伝授します。組み込みLinuxの基礎はもちろんのこと,現在持っているスキルを無駄にすることなく組み込みLinux開発に役立てるコツを紹介します。多くのエンジニアが最初に躓く「ブートローダ作成」「デバイスドライバ作成」のポイントや組み込みLinuxのライセンスといった基礎知識も押さえた,組み込みLinux独習に最適の特集です。
目次
特集
ユーティリティエンジニアになるために
マルチOS活用スタイル2004
- 1:マルチOS活用スタイルの手引き
- 2:Windowsユーザに贈る VMwareによるマルチOS体験テクニック
- 3:Mac OS Xユーザに贈る Virtual PCによるマルチOS体験テクニック
- 4:Linuxユーザに贈る お手軽マルチOS体験テクニック~UML KNOPPIX/chroot須崎有康,たむらけんいち
- 5:CygwinでWindows×UNIXマスターになろう!
- 6:大容量HDD徹底活用 マルチパーティションでらくらくマルチOS環境構築
- Appendix1:厳選パーティション管理ツール
- Appendix2:切り替えスイッチ活用テクニック
- 7:Xサーバ/クライアントでマルチOSシステムを構築
- Appendix3:厳選商用PC Xサーバ
【概論】
【個人向け(ソフトウェア編)】
【個人向け(ハードウェア編)】
第2特集
組み込みLinuxエンジニアになるための基本学習帳
- 1:組み込みLinux業界動向2004
- 2:組み込みLinuxエンジニアの現在形
- 3:組み込みLinux開発の基礎【概要/開発編】
- 4:実例から学ぶ組み込みLinuxアプリ開発
- 5:組み込みLinuxエンジニア法律相談所
- Appendix:組み込みLinux製品/トレーニングプログラム紹介
一般記事
- Linuxでつくるパーソナルビデオサーバ~OpenPVSプレビュー
- SELinuxを究める【後編】
- Gentoo Linuxパッケージ作成ガイド【後編】
連載
- ditigtal gadget【62】
- ネットワークエキスパートへの道~図解でわかるTCP/IP新人研修【5】
- ネットワークエキスパートへの道~Big Brotherで快適ネットワークシステム管理【5】
- 未踏を歩く【3】
- ITエンジニアが挑む資産運用【15】
- 成功のためのプロジェクト運営術【13】
- ゲートウェイウィルス対策のポイント【最終回】
- チャレンジPC UNIX~Linuxパワーアップ講座【52】
- Pacific Connection【110】 Kyleのシリコンバレー通信【89】
- Linuxニュース【73】
- Securityニュース【21】