Software Design 2024年3月号
2024年2月17日紙版発売
2024年2月17日電子版発売
B5判/184ページ
定価1,562円(本体1,420円+税10%)
今号の特集概要
第1特集
ドメイン駆動設計[実践]ガイド
理論の先にある応用力を身につけよう
ドメイン駆動設計(DDD)の実装は,ドメイン(業務領域)を深く理解することから始まります。ドメイン理解のためには有用な手法がいくつか存在していますが,理論だけではわかりづらく,いざやってみようと思ってもなかなか踏み出せなかった人も少なくないのではないでしょうか。
本特集では,DDDの概要を再確認しつつ,実例を交えたDDDの手法を解説します。DDDの根幹を担う「ユビキタス言語の策定」,ドメインの発見に役立つ「イベントストーミング」,そしてイベントストーミングで得られた知識からコードを導く「イベントソーシング」という,効果的な3つの手法を実際に体験することで,DDDを普段の開発に活かす第一歩を踏み出しましょう。
第2特集
使って試す
次世代高速RDB「Tsurugi」
2023年7月,現代のコンピュータのメニーコア/大容量メモリの性能を十分に発揮できる次世代のリレーショナルデータベース「Tsurugi」が発表されました。
2023年10月にはオープンソース版もリリースされ,誰もが自由に使え,その性能を確かめられるようになりました。
そこで,本特集では実際にTsurugiを動作させてみます。コンソールとWebアプリでの使い方を紹介するため,みなさんも手元の環境で試してみてください。
さらに,TsurugiのデータをPG-Stromにエクスポートして分析する方法も解説します。
目次
第1特集
ドメイン駆動設計[実践]ガイド
理論の先にある応用力を身につけよう
- 第1章:ドメイン駆動設計の概要
本来の目的を再確認し,軽量DDDから脱却する
- 第2章:ユビキタス言語
定義と効果を理解してチームで実践してみよう
- 第3章:イベントストーミング
ドメインを解析してモデルを形作る
- 第4章:イベントソーシング
イベントストーミング図を基に実装する
第2特集
使って試す
次世代高速RDB「Tsurugi」
- 第1章:コンソールからTsurugiを扱う
次世代RDB超入門
- 第2章:簡単なWebアプリでTsurugiを使う
高レベルAPI「Iceaxe」による操作を体験
- 第3章:PG-Stromを用いてTsurugiのデータを分析する
GPUの並列処理とNVME-SSD直接読み出しで高速化
特別広報
- グローバルへ挑戦するココネのエンジニアリング力を探る
【9】スケールしても開発に専念できる組織体制に
連載
- ITエンジニア必須の最新用語解説
【183】OpenTofu - 万能IT技術研究所
【22】見えない宇宙を見通せる天体望遠鏡の作り方――始めよう! 天体観測……電波望遠鏡からガンマ線まで - ドメイン解体新書
【2】DNSの基本 - ハピネスチームビルディング
【24】マネジメントのやり方や考え方を記事に書こう - エンジニアのためのやる気UPエクササイズ
【19】エンジニアにやってほしい自宅エクササイズ3 選 - あなたの知らないChromeの世界
【2】Chromiumとは - Google Cloud流クラウドネイティブなシステムデザインパターン
【2】高いシステム要件を求める大規模システム - ぼくらの「開発者体験」改善クエスト
【3】クラウドらしいリリースフローを目指すデプロイエンジニアリング - 実践データベースリファクタリング
【4】検索フォームの混沌 - Cloudflare Workersへの招待
【4】HonoではじめるCloudflare Workers - 実践LLMアプリケーション開発
【6】LangChain安定バージョンの発表とLangChain Expression Language - 【最終回】画像解析AIの作り方
【6】さらなるモデルの改善 - MLOpsのすすめ
【8】機械学習の引き継ぎ - 位置情報エンジニアリングのすすめ
【8】防災マップの作成③ ポップアップ機能による地点の情報表示 - AWS活用ジャーニー
【18】AWS IAM Identity Center - 魅惑の自作シェルの世界
【16】プロセスグループとフォアグラウンドプロセス - あなたのスキルは社会に役立つ~エンジニアだからできる社会貢献~
【147】たとえば「ドラ娘システム」をアプデしてみよう~テックコミュニティとジェンダー~