domingo Vol.3
- 定価
- 1,034円(本体940円+税10%)
- 発売日
- 2005.6.29[在庫なし]
- 判型
- A4変形
- 頁数
- 120ページ
- ISBN
- 4-7741-2417-6
サポート情報
概要
特集1
<農あるくらし、はたらきかた>
地に足つけて
最近は、環境や自分の暮らし、毎日の食生活などに関心を抱く人が増えてきました。食の問題は環境と直結するため、食を通じて環境問題を考え始める人も多いかと思います。 「食うために働く」などという表現があるように、「食う」ことは人間が生きていく上で、基本的な事項でもあり、重要なことでもあります。ところが、都市的なライフスタイルが浸透していくなかで、その「食う」ことと直結した「農」というものから、私たちはいつしか疎遠になってしまっていました。 しかし、昨今、都市生活者の中にも、自然への接点を求め、自分たちの食べ物が来る場所へ近づき、自ら食べる物を育てたいという思いを抱く人、ベランダ菜園や屋上菜園、市民農園などに携わり、都会に生活しながらもシンプルで自立的な生活をしたいと願う人が多くなってきています。また、「定年帰農」などというように、高度経済成長期を生き抜いてきた団塊の世代が、過去を懐かしむように、田舎暮らしをはじめ、実際、自給自足的な生活や小さな農場を始めたり、また、若い世代の中にも、就農を目指す人たちや、塩見直紀氏が提唱する「半農半X(エックス)」といった、生きていくベースに農のおくような考えが広まってきています。 今回の特集では、農を通して、エコロジーや人と人とのつながりについて考えるとともに、働き方としての農にも注目し、実際の農業の始め方、また、就農まではいかなくとも、援農やWWOOFなど、まずは農に親しむ方法なども紹介していきます。
[表紙の花]
ホオズキ/頬突・鬼灯(ナス科ホオズキ属)。びぃっ、ぶぶぶー。実を口に入れて鳴らしては、ほろ苦い味を楽しんだホオズキ。咳止め、解熱、利尿などの薬効が知られ、実を鳴らすのは病よけともいわれる。最近では食用のフルーツホオズキも人気。
目次
[巻頭エッセイ]]
-
think slow・ゆっくりずむ……辻信一
[pessoa人]
- 小林武史 さん――リアルなもので思いを共鳴させる
- デイヴィッド・スズキ さん――環境問題を科学者の視点で語る
- 村田光平 さん――日本病が原子力問題解決をはばむ
- 妹川征男 さん――デポジット法制化運動に取り組む
[features]
地に足つけて <農あるくらし、はたらきかた>
- 小さな農 <パーマカルチャー、その先にあるもの>
- 農的ハチドリ計画
- 農業をはじめる――風の畑
- 援農でつながる――吉田農園
- WWOOFという農のカタチ、WWOOFERという旅のカタチ
- いかにして、農業を始めるか
- スリランカ山村の農の知恵
- タイの無農薬有機栽培バナナ技術の手助け
<BMW技術の普及をめざす仲川博志さん> - 有機JAS認証はどこへ行く
- エコ・コミットメント 佐伯日菜子さん
- 仕事場は“オーガニックベース”
[SlowTimes スローなニュース]
- <衣>自然と共生する布づくり=自然染織家 伊豆蔵明彦さん
- <食>「味覚」という砦を守るために=ホテルブレストンコート(星野リゾート)
- <住>畦道や里山の草木は生えてくる都市=5×緑〔ゴバイミドリ〕
- <学>都市と農村をつなぐ癒しのオアシス=見沼田んぼ福祉農園
- 海の雑学「海底地震と津波の雑学」
- カリフォルニア通信「ヴェトナム脱出」
- 家族の風景「危機的な家族の最後の駆け込み寺
小西勝之さんと『コミュニティキャンパス』」 - しごとば「サステナ」
- スロービジネスの在りか
[Lightning Talks]
- [ナマケモノ倶楽部]9の種まき
- [東アジア環境情報発伝所]生ゴミも分別リサイクル!?の巻
- [A SEED JAPAN]現場体験はエコ就職の重要なカギ
- [ECO MEDIA FOUNDATION] アドバシ1億膳計画!vol.2 アドバシのひとり歩き
- [雲南通信]雲南大地震が全ての始まり
- [カフェスロー・ナウ]桜満開の美しい春の日に『農と旧暦の夜の宴』
- [砂浜美術館]Tシャツがひらひらしました 「第17回Tシャツアート展」
- [隠岐の島々/なごみの里]幸せは死の看取り
- [川いい会]「あゆちゃん、おかえり!!」を願って
- [CVN]CVNの例会とワークショップを開催 東南アジアでの受け皿も整えたい
- 鳥と自然に近づくエコ
- アート「バードカービング」 マガモの頭を作ろう
- 『だいじ』
- FILME・映画「センス・オブ・>ワンダー」
- MUSICA・音楽 「NATURAL SOUL」
- LIVRO・本/日曜日の図書館
- NOTICIA・ニュース
- えだひろ日記「環境を少し変えたら、違った自分に会えるかも」
- 世界遺産素描 いまも活気に溢れる「古都ホイアン」
