組込みプレスVol.18
今号の特集概要
特集1
組込み+DBで広がる世界
データベースといえば,おもにエンタープライズやWeb開発などの分野で利用されることが多い技術ですが,いまや組込み開発においても,増大する膨大なメタデータの処理や複雑化する設定パラメータの扱い,そして開発に関連するデータ処理ツールとしても,DBMSを利用するケースが増えています。特集ではこれまであまりDBMSになじみのなかった組込みエンジニアに向けて,組込み分野におけるDBMSの可能性や活用法を,実例を交えてお伝えします。
特集2
システムエンジニアリングでSysMLを使いこなす
近年,日本でもシステムエンジニアリングにSysMLを活用する動きが活発になっています。しかし,日本語で提供されるドキュメント等はSysMLの言語仕様に関するものが多く,実際の活用方法が理解できる資料は少ないのが実情です。特集では,組込み開発におけるモデリング手法,オブジェクト指向的な開発について,SysMLをベースに解説。システムエンジニアリングや設計段階で,いかにモデル開発を取り入れればよいのかについて実践的に説明します。
特集3
Windows Embedded Standard 2011への鼓動
2010年第2四半期に登場予定のWindows Embedded Standard 2011,Developer Updateがリリースされます。特集では,Windows Embedded 2011の新しい機能や開発環境,開発事例について,パートナー企業のインタビューなどを織り交ぜて紹介します。とくにUIまわりやリッチコンテンツの扱い,インターネットおよびクラウドサービスとの親和性など,今後,組込み機器でも拡大すると思われる領域のソリューションのひとつとして注目される点を中心に取り上げます。。
目次
特集1
組込み+DBで広がる世界
- 第1章:組込みシステムとデータベース
- 第2章:多様なデータ格納方式に対応した組込みDBMS─DeviceSQL
- 第3章:カーナビで広がる組込みデータベース─Entier
- 第4章:基幹サーバと同期/連携させるPOS,業務端末向けデータベース
- 第5章:ミッションクリティカルな組込みデータベース
- 第6章:組込みデータベースに求められる要件とその対応
- [特別インタビュー]:カーナビメーカーに聞く 組込みデータベースの可能性
特集2
システムエンジニアリングでSysMLを使いこなす
- 第1章:概要編―システムエンジニアリングとしてのSysML
- 第2章:実践編―電光掲示板を設計する
特集3
Windows Embedded Standard 2011への鼓動
- 第1章:次世代組込み機器への展望
- 第2章:Windows 7を使っての組み込み機器開発
- 第3章:明日から活用して欲しい知られざるデバッグ手法 コードギア
- 第4章:Windows Embeddedにみるデバイスドライバの現状
- 第5章:高信頼性システムの設計
Special
- [レポート]ETロボコン2009
- ETロボコン2009 九州地区大会 コード品質評価プロジェクト報告
- 「Structure101」による オフショアプログラム解析事例
連載
- 続・データシートの読み方 センサネットワークを作ろう
【第2回】シリアル通信によるネットワーク