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2009年11月26日 FreeBSD 8.0-RELEASE登場 - Vimage Jail,ZFS v13,ネットワーク高速化,NFSv4

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FreeBSD 8.0-RELEASE

release - FreeBSDプロジェクトは2009年11月25日,FreeBSDの最新リリース版となるFreeBSD 8.0-RELEASEを発表しました(執筆現在,アナウンスメールはまだ流れていませんが,iXsystemsがFreeBSD 8.0-RELEASEのアナウンスを伝えています)⁠

提供されるアーキテクチャは次のとおりです。CDROM/DVDイメージが提供されている他,i386とamd64にはメモリスティックからインストールするためのイメージも提供されています。

FreeBSD 8.0は多くの新機能と機能改善を実施した注目すべきメジャーアップグレードバージョンになりました。8.0の主な特徴は次のとおりです。

  • ネットワークの仮想化機能Vimageがマージされました。Jailと組み合わせて利用することが可能で,Jail同士で独立したネットワークを構築できるようになります。
  • ZFSがバージョン13へアップグレードされました。また,実験的位置づけという枕詞がとれ,通常の機能として提供されるようになりました。
  • 並列スレッドをサポートするようにnetistrフレームワークが再実装されました。マルチコアプロセッサで従来の実装と比較すると圧倒的な性能向上が実現されています。
  • Linuxバイナリ互換機能がLinuxカーネル2.6.16対応へ引き上げられました。またデフォルトでインストールされるLinuxバイナリ互換機能向けプラットフォームがFedora 10相等へ変更されました。
  • Trusted BSDで開発された強制アクセス制御機能(MAC)がデフォルトで有効になりました。
  • USBスタックがより高速なUSB4BSDへ置き換わりました。通信速度の向上やLinux互換性が向上しています。
  • 実験的ながらもNFSサブシステムにNFSv4のサポートが追加されました。

FreeBSD 8.0の詳しいインストール方法や新機能の紹介は『SoftwareDesign』2009年11月号「特集 最新バージョンはここまで使える! FreeBSD 8.0徹底活用ガイド」にまとまっています。

Vimage Jailの具体的な利用方法や,FreeBSD 9またはFreeBSD 10で登場することになるであろう今後のロードマップについては『SoftwareDesign』2009年12月号「特別企画2 8.0最速解説 第二弾! FreeBSD新機能のすべて」にまとまっています。

amd64およびi386を使っており,サポート対象に入っているリリースバージョンを使っている場合にはFreeBSD Updateを使ってのバイナリアップデートが可能です。アップデート作業はFreeBSD 8.0-BETA3のときと同じです。BETA3からアップグレードするときは,アップグレードのダウンロード中に「INDEX-OLD.all: Invalid arguments」のようなエラーメッセージが出力されますが,これは無視できるメッセージなので飛ばしてそのまま作業を進めます。BETA4ではこのバグは修正されています。アップデート作業の詳しい内容はFreeBSD Update to 8.0-BETA1で説明されています。

2009年7月19日の時点で共有ライブラリバージョンが更新されています。このため,それ以前のブランチからアップグレードした場合には,インストールされているすべてのアプリケーションを再構築する必要があります。バイナリのみが提供されているアプリケーションは動作しなくなるものがあります(Diablo JDK16,Operaなど)⁠その場合は7互換ライブラリ(misc/compat7x)をインストールしてください。

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