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2016年11月24日 Fedora 25がリリース ―GNOME 3.22をサポート,Waylandがデフォルトに

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The Fedora Projectは11月22日(米国時間),「Fedora 25」を正式公開した。当初の予定よりやや遅れたリリースとなったが,Fedoraらしく最先端のLinuxを実現したディストリビューションに仕上がっている。エディションのラインナップとしては,デスクトップの「Fedora Workstation」,サーバの「Fedora Serer」,初リリースとなるクラウドに最適化した「Fedora Atomic」のほか,デスクトップ環境にKDEやXfceを採用した「Spin」各種が揃っている。

Fedora 25 released! -Fedora Magazine

Fedora 25はカーネルに現時点で最新のLinux 4.8を採用,デスクトップ環境にはGNOME 3.22を搭載している。そして今回はじめてデフォルトのディスプレイサーバとしてWaylandを実装,X11からのリプレースを図っている(X11も選択可能)。その他,デスクトップ版で注目される新機能としては,MP3デコードのサポートや,USBメモリなどにFedoraのイメージを書き込み,さまざまなデバイス/マシンでのFedoraのインストール/起動を容易にする「Fedora Media Writer」などが挙げられる。

サポートされているソフトウェア群も最新版が多く,Docker 1.12,Node.js 6.9.1,Rust,PHP 7などが搭載されている。また,Pythonに関しては2.6,2.7,3.3,3.4,3.5と複数のバージョンをサポートしており,Pythonのフォーク(PyPy,PyPy3,Jython)にも対応しやすくしている。

すでに旧バージョンのFedoraを使っているユーザであれば,新たにFedora 25のブートイメージを作成する必要はなく,GNOMEソフトウェアからアップグレードプロセスを実行するか,コマンドラインからDNFアップグレードを実行すれば容易にアップグレードが可能だ。

なお,今回初のリリースとなったFedora Atomicは以前の「Fedora Cloud」をリプレースしたエディションで,コンテナベースのワークロードに最適化されている。OpenStackベースのアプリケーション開発環境などでの利用が想定されており,容易で迅速なアプリケーションデプロイをコンテナベースで実現する基盤OSとして期待される。

著者プロフィール

階戸アキラ(かいとあきら)

起きてからまず海外ニュースサイトのハシゴをしないと1日を始められない海外ニュースウォッチャー。英語は英検準一級の資格を持ち,日本人と話すより英語圏の人のほうがウマが合う。

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