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2018年6月5日 Linux 4.17がリリース,注目の"Linux 5.0"は2018年末か

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Linus Torvaldsは6月3日(米国時間)⁠Linuxカーネル開発者向けメーリングリスト「LKML.org」において「Linux 4.17」の正式リリースを発表した。7本のリリース候補(RC)版と約2ヵ月の開発期間を経たリリースで,サポートするハードウェアアーキテクチャの入れ替えが目立つバージョンとなっている。

Linux 4.17 - Linus Torvalds - LKML

Linux 4.17における主なアップデートは以下の通り。

  • ARMアーキテクチャのSCMI(System Control and Management Interface)サポート
  • AMDGPUドライバでDC(Display Code)サポートをデフォルトに
  • RISCライクなCPUアーキテクチャ「Andes NDS32」の追加
  • 64ビットPowerPCアーキテクチャがメモリ4ペタバイトまでアドレス可能に
  • 年内リリース予定の「AMD Radeon Vega 12 GPU」サポート
  • 車載向けSoC「NVIDIA Tegra Xavier」サポート
  • Intelの不正コピー防止技術「HDCP(High-Bandwidth Digital Content Protection)⁠サポート
  • 最大32GBメモリの「Intel Cannon Lake」プロセッササポート

新アーキテクチャのサポートが増えたのと同時に,Blackfin,CRIS,MN10300などのサポートが除かれている。

なお,LinusはLinux 4.17のアナウンスと合わせて,以前にコメントした「Linux 5.0」について改めて言及,3つ後のバージョンとなる「Linux 4.20」あたりで5系に切り替える可能性を示している。このまま順調に開発が進めば,Linux 4.20は2018年11月から12月ごろのリリースとなる予定で,⁠そう遠くない将来のうちに」⁠Linus)⁠Linux 5.0のアナウンスを聞けるのは確かなようだ。

LinusはLinux 4.17のリリースとともにLinux 4.18のマージウィンドウをオープン,プルリクエストの受付を開始している。6月22日には東京・有明で開催される「Open Source Summit Japan」に登壇予定のLinusだが,ほぼ同じタイミングでLinux 4.18の最初のRC版が公開される予定だ。

著者プロフィール

階戸アキラ(かいとあきら)

起きてからまず海外ニュースサイトのハシゴをしないと1日を始められない海外ニュースウォッチャー。英語は英検準一級の資格を持ち,日本人と話すより英語圏の人のほうがウマが合う。

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