前回に引き続き,Dell版Ubuntuの活用方法を紹介します。
今回はアプリケーションのインストール編ということで,mini 9/12を使用する際に便利なアプリケーション(※1)のインストール方法と使用方法を紹介します。
ATOK X3 for Linux
mini 12はともかく,mini 9のキー配列で長文入力がどの程度実用的なのかはわかりませんが,mini 9/12でATOK X3を使用したいという人もいるのではないでしょうか。実は筆者もその一人で,mini 9到着前にダウンロード版を購入しました。その後,対象外という注釈がついたようですが,以下の方法でインストールすることができます(※2)。
まずは,ダウンロード版ATOK X3(atokx3.tar.gz)とアップデートモジュール(atokx3up1.tar.gz)をダウンロードし,ホームディレクトリ直下にatok3というフォルダを作成し,ここにこの2つのファイルを移動しておいてください。その前提で話を進めます。
- 端末を起動し,atokx3フォルダに移動する
$ cd atokx3 - 2つのファイルを解凍する
$ tar xf atokx3.tar.gz $ tar xf atokx3up1.tar.gz - /etc/gtk-2.0/gtk.immodulesというファイルを作成する
$ sudo touch /etc/gtk-2.0/gtk.immodules - ATOK X3をインストールする
$ cd ATOKX3 $ sudo bash ./setupatok_tar.sh - アップデートモジュールをインストールする
$ cd ../atokx3up1 $ sudo bash ./setupatok_up1_tar.sh - 設定スクリプトを実行する
$ sudo bash /opt/atokx3/sample/setting_debian4.sh - ログアウトし,再ログインする
CD-ROMからインストールする場合は,/media/cdromに移動して4のインストールスクリプトを実行するところから開始するように読み替えればいいでしょう。
インストール作業としてはこれで終わりですが,ウィンドウ左下に出てくるステータスは消すことができますので,続いてその設定を行います。あらかじめジャストシステムのサポートサイトから「IIIMFステータス非表示ツール」をダウンロードし,atokx3フォルダに移動しておいてください。
- atokx3フォルダに移動する
$ cd atokx3 - IIIMFステータス非表示ツールを解凍する
$ gunzip iiimf_status_hide.gz - 解凍したファイルを移動する
$ sudo mv iiimf_status_hide /opt/atokx3/sample/ - 移動したファイルに実行権限を付与する
$ sudo chmod +x /opt/atokx3/sample/iiimf_status_hide - 設定ファイルを変更するため,エディタで読み込む
$sudo gedit /etc/X11/xinit/xinput.d/iiimf - 設定ファイルの末尾に以下の行を追加する
/opt/atokx3/sample/iiimf_status_hide - ログアウトし,再ログインする
これで快適な入力ができるかと思います。
- ※1)
- プロプライエタリばかりですが
- ※2)
- ジャストシステムのサポート対象外になると思います
Adobe Reader
Dell版UbuntuはあらかじめAdobe Readerがインストールされているのですが,英語版なのでこれを削除し,日本語版をインストールします。
なお,この操作はDell版Ubuntuを最新の状態にアップグレードしてから行ってください。
- 端末を起動する
- 次のコマンドを実行し,削除する
$ sudo apt-get remove adobereader-enu - Adobe Readerダウンロードサイトを開き,次の条件を選択し,「続ける」をクリックする
オペレーティングシステム…Linux -x86 (.deb)
言語…日本語- 下部に表示される「今すぐダウンロード」をクリックする
- ファイルをダウンロードするダイアログが表示されるので,「ファイルを保存する」を選択する
- デフォルトではダウンロードフォルダにダウンロードされるので,そこを開き,パッケージをダブルクリックする
- パスワードを聞かれるので,入力する
- パッケージ・インストーラが起動するので,「パッケージのインストール」をクリックする
- インストールが完了したら,「パッケージのインストール」を閉じる
「パッケージ・インストーラ」ことGDebiを使用すると,アーキテクチャがIPIAであってもi386用のパッケージをインストールすることができます。今回はその仕組みを使用しました。
ただし,GDebiは複数パッケージのインストールが困難だったりしますし,そもそも性質上あまり濫用するべきではありません。
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