Ubuntu Weekly Recipe

第210回 SparkleShareで自分専用のDropboxサービスを立ち上げる

この記事を読むのに必要な時間:およそ 3 分

Dashboardをインストールする

SparkleShareはSparkleShare-Dashboardと呼ばれるnode.jsベースのウェブアプリケーションも開発しています。

これをサーバー側にインストールすれば,ブラウザからのファイルの閲覧ができるようになります。

まずはnode.jsなどの必要なパッケージをインストールした上で,Dashboardのソースコードをダウンロードし,node.jsパッケージマネージャーから依存関係を解決します。

$ sudo apt-get install redis-server nodejs npm make
$ git clone https://github.com/hbons/SparkleShare-Dashboard.git
$ cd SparkleShare-Dashboard
$ npm install -d
npm okと表示されたら成功

次に,設定ファイルであるconfig.jsを編集します。

最低限必要なのは,exports.folderで公開ディレクトリを指定することです。

exports.folders = [
  { type: 'git', name: 'Folder', path: '/home/git/TestProject', pub: false }
];

最初に指定されている値は消しても問題ありません。

nameはブラウザから見える共有ディレクトリのラベルです。pathは実際のディレクトリパス,pubはユーザー認証なしにファイルを閲覧できるかどうかを指定します。それ以外の設定項目については,公式のドキュメントを参照してください。

設定が終わったら,サーバーを起動します。

$ make run

ブラウザから「http://サーバーのアドレス:3000/」にアクセスすると,ユーザー登録画面が表示されますので,適当にアカウントを登録してください。

その後,そのアカウントでログインすると,共有ディレクトリの中身が閲覧できるようになっています図4)⁠

図4 ブラウザから共有ディレクトリにアクセスした例

図4 ブラウザから共有ディレクトリにアクセスした例

最初に作ったアカウントは管理アカウントとなり,他のアカウントの作成もできます。

なお,Dashboardのアカウントはクライアントで作成された公開鍵などに紐付けられているわけではなく,独自に作成・管理されるアカウントです。

Android端末からアクセスする

SparkleShare-DashboardにはAndroid用のクライアントも存在します。

マーケットでSparkleShareで検索するか,このページからクライアントをダウンロードできます。

Androidクライアントからアクセスできるようにするためには,デバイスをリンクする必要があります。

まずは,ブラウザからDashboardにログインし,ページ右端にある"Linked devices"をクリックするとQRコードとLinkコードが表示されます図5)⁠

図5 QRコードとLinkコード

図5 QRコードとLinkコード

次にAndroid側のSparkleShareアプリを起動してください。

QRコードリーダー系のアプリが入っているならQRコードボタンを押すと,QRコードリーダーが起動し,図5のページのQRコードを読み込ませることで自動的にデバイスのリンクが完了します。

QRコードリーダーがないか,うまく動作しない場合はサーバーのアドレスとLinkコードを直接入力してください。

うまくリンクできれば,Androidデバイスからもファイルの閲覧ができるようになります図6)⁠

図6 残念ながら現在はダウンロードのみ

図6 残念ながら現在はダウンロードのみ

著者プロフィール

柴田充也(しばたみつや)

Ubuntu Japanese Team Member。数年前にLaunchpad上でStellariumの翻訳をしたことがきっかけで,Ubuntuの翻訳にも関わるようになりました。