人生というドラマにおいて,
Ubuntu Server
UbuntuはともすればデスクトップOSと見られがちですが,
ベースとなったDebianが世界でもっとも使われているLinuxウェブサーバーであり,
サーバー版といってもデスクトップ版と同じリポジトリを使用するため,
ではなぜサーバー版とデスクトップ版でインストールCDが異なるのでしょうか
よって,
- 注1
- 直近のLTSは12.
04で, これは2017年までサポートを行います。なお, 2月にはリリース後のセキュリティアップデートを適用済みの 「ポイントリリース」 である, 12. 04. 2がリリースされました。現時点でUbuntu Serverをインストールするなら, 12. 04. 2を使うのがベストな選択でしょう。 - 注2
- イベントなどではデスクトップ版とサーバー版のCDをそれぞれ配布しているために,
よく違いを尋ねられます。
必要要件
ただUbuntu Serverを試してみたいだけであれば,
- 300MHzのCPU
- 128MBのメモリー
- ベースシステムに500MBのHDD
- すべてのタスクをインストールするには1GBのHDD
静的なウェブサーバー程度であればこれでも十分動作します。ただプライベートクラウドを構築したいなど,
ちなみに,
インストール方法
ISOイメージファイルを使う
Ubuntu Serverの場合も,
デスクトップ版と同じく,
- この方法のメリット・
デメリット - 通常のインストールと同じステップでインストールできる。
- ネットワークがない環境でも実行できる。
- 実機か仮想環境かを問わずに使える方法である。
- インストールの自動化にはイメージのリマスタリングなどの手間がかかる。
ちなみにCloudCore VPSやさくらのVPSではISOイメージをアップロードしてインストールに使う機能が存在します。Ubuntuのカスタムインストールイメージを作成した時は,
LXCを使う
LXC
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get install lxc $ lxc-create -t ubuntu -n precise
- この方法のメリット・
デメリット - インストール完了まで自動化されているため,
今回紹介した方法の中では一番シンプルな手順になっている。 - 実機サーバーを必要としない。
- ARMサーバーでも使えるし,
x86マシン上でARMマシンをエミュレートすることもできる。 - lxcコマンドを使えば,
サスペンドやコピーもすぐに行える。 - LXC on LXCのような入れ子構造も可能。
- どの環境でもカーネルだけはホストと同じバージョンが使われる。
- ユーザー名などは実行時にオプション指定するか,
テンプレートを編集する必要がある。
- インストール完了まで自動化されているため,
LXCについては,
ネットワークインストール
別途TFTP/
- この方法のメリット・
デメリット - USB/
CDブートできないマシンでも使用できる。 - 起動時にpreseedファイルを渡すことで,
比較的かんたんにインストールを自動化できる。 - あらかじめダウンロードしなければいけないファイルは最小となる。
- インストール時にパッケージをダウンロードすることになるため,
それなりに高速なネットワークが必要になる。
- USB/
詳しい手順については,
- 注3
- ただしこの状況でなおかつインストールするOSがUbuntuに限定されるのであれば,
MAASを使った方が良いでしょう。