Ubuntu Weekly Recipe

第266回 Google Readerの代替サーバーを用意する

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使い方

ここまでできたら,⁠http://localhost/tt-rss/」にアクセスすると,ログイン画面が表示されるはずです。最初は管理者でログインする必要があるので,⁠ID:admin,パスワード:password」でログインしてください。画面右上の操作から「Preferences」を選択すると,一般ユーザーを作成できます。

図2 ログイン画面

図2 ログイン画面

フィードは画面右上の操作から「フィードを購読する」を選べば登録できます。Preferencesの「フィード」からカテゴリーを追加すれば,フィードを分類することも可能です。同じく「フィード」にある「OPML」をクリックし,⁠Import my OPML」ボタンの左にある入力ボックスにGoogle Readerからエクスポートしたsubscriptions.xmlを指定してボタンを押せば,Google Readerからの移行は完了です。

図3 OPMLのインポートとエクスポート

図3 OPMLのインポートとエクスポート

操作の「Keyboard shortcuts help」を選択するか,⁠Ctrl-/」を入力すると,キーボードショートカット一覧が表示されます。大抵の操作はキーボードだけで簡潔するので,早い段階で習得しておくと便利でしょう。

自動アップデート

このままではフィードの自動アップデートは行われません。自動的に更新を行いたい場合は,更新用のデーモンを起動する必要があります

$ sudo editor /etc/init/ttrss.conf

このファイルに次の内容を記述します。update_daemon2.phpのパスはインストールした場所にあわせて変更してください。

# tt-rss - Update daemon for tt-rss
#
description "tt-rss updater"

start on runlevel [2345]
stop on runlevel [!2345]

respawn
respawn limit 10 60
umask 022

pre-start script
    test -x /var/www/tt-rss/update_daemon2.php || { stop; exit 0; }
end script

setuid www-data
setgid www-data
exec php /var/www/tt-rss/update_daemon2.php

最後にこのサービスを起動します。

$ sudo start ttrss

# ttrssがstart/runningになっていたら起動している状態です。
$ sudo status ttrss

他のクライアントとの連携

Tiny Tiny RSS自身が取得したフィードを配信できますので,これを使えば好みのフィードアグリゲーターでTiny Tiny RSSに登録したフィード一覧を閲覧できます。ただしこの方法は既読状態やスターなどのメタ情報を共有できないので注意してください。

Tiny Tiny RSSのフィードは各カテゴリーやラベルの右上にあるオレンジのフィードアイコンをクリックすることでURLを取得できます。

前述したとおり,LifereaはTiny Tiny RSSのAPIに対応しています。Lifereaを使う場合はフィードを使うよりも,API経由のアクセスの方が便利でしょう。Tiny Tiny RSSの設定画面から「Enable external API」「はい」にした上で,⁠購読」「新しい場所」から「Tiny Tiny RSS」を選択し,Tiny Tiny RSSでアカウントとアドレス情報を入力してください。ただし,Tiny Tiny RSSの1.6以上を使う場合は,API変更の都合上Lifereaも1.8.12以降に更新する必要があります

Android用に公式クライアントも存在します。また,digestプラグインを有効にするとタブレットから直接アクセスした場合も使いやすくなるようです。

著者プロフィール

柴田充也(しばたみつや)

Ubuntu Japanese Team Member株式会社 創夢所属。数年前にLaunchpad上でStellariumの翻訳をしたことがきっかけで,Ubuntuの翻訳にも関わるようになりました。