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第389回 Ubuntuで使用できるMarkdownエディター ~Atom編~

この記事を読むのに必要な時間:およそ 2 分

今回はGitHub製テキストエディターのAtomをMarkdownエディターとして使用する方法を紹介します。

Markdown始めました

筆者はこれまでワープロソフトであるLibreOffice Writerで原稿を書いてきました注1)⁠LibreOfficeの翻訳者でもあるので合理性はあるのですが注2)⁠猫も杓子もMarkdownという時代なので,これに従ってみることにしました。

注1)
とはいえ,エディターっぽい使い方しかしていませんでした。
注2)
使わないとどう翻訳したらいいのかわかりません。

原稿をgitで管理したいと思ったのも大きな理由です。LibreOfficeのファイル形式よりもテキスト形式であるMarkdownのほうがgitとの親和性がいいことは,あらためて述べるまでもないでしょう。

Markdownの記法はシンプルで覚えやすく,思考を妨げないのでワープロから乗り換えてもさほどの違和感はありませんでした。しかし,そのシンプルさがアダになっている部分もあり,試行錯誤することになりました。

今回は,真っ先に試したAtomのインストールと設定方法を紹介します。

原稿執筆に必要な機能

原稿に必要であるにもかかわらず,Markdownの記法になくて困るのが脚注注3です。php Markdown Extraなどいくつか脚注をサポートしているMarkdownの方言があるので,それに従うことにしました。

注3)
これが脚注です。英語でいうとfootnoteです。⁠markdown footnote]とかで検索すると,たくさんの阿鼻叫喚が見つかります。

Markdownのプレビューも必要です。特に不慣れなうちは記法が正しいか気になるので,こまめに確認したいところです。とはいえここでも脚注が問題になります。脚注をサポートしたプレビュー機能でないと,プレビューに脚注が表示されない,あるいは誤った表示になってしまいます。当然のことではあるのですが。

原稿なので文字数の確認ができると嬉しいです。もちろんそんなに厳格なものである必要はありません注4)⁠

注4)
文字数はコマンド⁠wc -m⁠でも調べられるので,さほど致命的ではありません

必須ではないものの,使えると便利なのが再変換機能です。LibreOffice Writerでは利用できないため,これが行えるとアドバンテージになります。

今回はこの4つの機能をサポートしていることを念頭に置いていますし,これらの機能が必要なければまた違う評価になることでしょう。

Atom

UbuntuでMarkdownエディターを使用する場合,まず試してみるのがGitHubが開発しているAtomでしょう。トップページにある[Download .deb]をクリックし,パッケージをダウンロードします。ダウンロードしたパッケージをダブルクリックしてUbuntuソフトウェアセンターを経由してインストールするのが簡単でしょう。完了後Dashで⁠atom⁠を検索し,起動します(図1)⁠

図1 Atomの起動直後

図1 Atomの起動直後

“A hackable text editor for the 21st Century⁠の一文が輝かしいですが,まずはフォントの設定を行います(図2)⁠⁠Edit][Preference]で設定画面を表示し,⁠Settings][Editor Setings]にある[Font Family][TakaoGothic]と入力します。もちろん好みのフォントがある場合はそれを入力してください。Source Han Code JPをインストールし,設定するのもいいでしょう。

図2 フォントの設定

図2 フォントの設定

続いて[Install]をクリックします。まずは[japanese-menu]を検索し,インストールしてください。インストール完了後,メニューが日本語に翻訳されます(図3)⁠

図3 japanese-menu

図3 japanese-menu

デフォルトでは日本の折り返しがうまく行かないため,⁠japanese-wrap]もインストールします(図4)⁠

図4 japanese-wrap

図4 japanese-wrap

折り返しをオン/オフしたい場合,⁠表示][自動折り返しの切り替え]をクリックしてください。

文字数を表示したい場合は,⁠wordcount]もインストールしてください(図5)⁠

図5 wordcount

図5 wordcount

著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese Teamメンバー。Ubuntu Japanese Teamではパッケージングなどを担当。ほかには日本語入力関連やOpenOffice.org日本ユーザー会コミッティも兼任。

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