@IT技術叢書シリーズ@IT技術叢書シリーズ 新プログラミング環境 C#がわかる+使える

[表紙]@IT技術叢書シリーズ 新プログラミング環境 C#がわかる+使える

紙版発売

A5判/352ページ

定価2,618円(本体2,380円+税10%)

ISBN 4-7741-1484-7

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書籍の概要

この本の概要

C#を含むVisual Studio.NETによって,プログラミングの可能性は大きく広がりました。そして,その分だけプログラマーが学び直さなければならないことも増えたわけです。特にC#はまったく新しい言語です。まずは本書で手掛かりをつかんでください。

こんな方におすすめ

  • C#でプログラミングを組んでみたい方
  • C#の利用を考えているプログラマー

目次

第0章 はじめに

  • 0-1 本書の目的
  • 0-2 C#とはなにか?
  • 0-3 CLIと .NET Framework
  • 0-4 Visual Studio .NETについて

第1章 はじめて触れるC#

  • 1-1 C#で「Hello World!」
  • 1-2 もう1つの「Hello World!」

第2章 名前空間とクラス

  • 2-1 C#プログラムの構造
  • 2-2 「Hello World!」の仕組み
  • 2-3 メソッドのフルネーム

第3章 クラスとインスタンス

  • 3-1 オブジェクト指向の必要性
  • 3-2 クラスとインスタンス
  • 3-3 staticの効力
  • 3-4 アクセスの制御
    • Column 高度なアクセス制御
    • Column コンポーネントとコントロール

第4章 継承とインターフェース

  • 4-1 機能を追加する継承
  • 4-2 機能を置き換える継承
  • 4-3 より根本的に機能を置き換える継承
  • 4-4 抽象クラスからの継承
  • 4-5 インターフェースの実装
    • Column 継承を使うべき場合,使うべきではない場合
    • Column シールされたクラス

第5章 C#のデータ型

  • 5-1 C#の主要なデータ型
  • 5-2 整数型からメソッドを呼ぶ
  • 5-3 異なる名前で利用できるデータ型
  • 5-4 数値の範囲
  • 5-5 初期化される変数値
  • 5-6 値型と参照型
  • 5-7 ボックス化
    • Column UnicodeとシフトJIS

第6章 変数と値型・参照型

  • 6-1 理解度を確認しよう
  • 6-2 第1行目の出力の答え
  • 6-3 第2行目の出力の答え
  • 6-4 第3行目の出力の答え
  • 6-5 第4行目の出力の答え
  • 6-6 第5行目の出力の答え
  • 6-7 第6行目の出力の答え
    • Column メソッド引数のref,outキーワード

第7章 キャストとデータ変換

  • 7-1 目に見えない変換
  • 7-2 暗黙の変換ができない場合
  • 7-3 キャストがデータを壊す場合
  • 7-4 実数のキャスト
  • 7-5 decimal型を使う
  • 7-6 符号の有無は要注意
  • 7-7 小数の切り捨て
  • 7-8 参照型のキャスト
  • 7-9 無関係の参照型へのキャスト
  • 7-10 スーパークラスへのキャスト
  • 7-11 ボックス化とキャスト
    • Column ユーザー定義のデータ型変換

第8章 式と演算子

  • 8-1 C#の演算子
  • 8-2 四則演算子(+,-,*,/)
  • 8-3 剰余演算子(%)
  • 8-4 比較演算子(<,>,<=,>=,==,!=)
  • 8-5 is演算子(is)
  • 8-6 論理演算子(&,^,|)
  • 8-7 条件演算子(…?…:…)
  • 8-8 シフト演算子(<<,>>)
  • 8-9 単項演算子(+,-,!,~)
  • 8-10 インクリメント/デクリメント演算子(++,--)
  • 8-11 代入演算子(=,+=,-=など)
  • 8-12 論理条件演算子(||,&&)
    • Column as演算子
    • Column 演算子を定義する

第9章 ステートメント

  • 9-1 ブロック ― 111
  • 9-2 変数と定数の宣言
  • 9-3 分岐
  • 9-4 繰り返し
  • 9-5 繰り返しのコントロール
  • 9-6 メソッドからの脱出
  • 9-7 オーバーフローチェック
  • 9-8 ラベルとジャンプ
    • Column スレッド切り替えをロックするlockステートメント
    • Column スコープと変数
    • Column constとreadonly

第10章 名前空間とusing

  • 10-1 ネストする名前空間
  • 10-2 繰り返し宣言される名前空間
  • 10-3 名前空間やクラスの別名を宣言するusing
  • 10-4 デフォルトの名前空間を宣言するusing
  • 10-5 不完全な名前空間名とusing
  • 10-6 デフォルト名前空間を指定するusingの複数使用

第11章 コンストラクタとデストラクタ

  • 11-1 コンストラクタとはなにか?
  • 11-2 コンストラクタのオーバーロード
  • 11-3 複数コンストラクタの実行
  • 11-4 継承元クラスのコンストラクタの呼び出し
  • 11-5 メンバー変数の初期化
  • 11-6 privateなコンストラクタ
  • 11-7 staticなコンストラクタ
  • 11-8 デストラクタとはなにか?
    • Column 確実な終了処理
    • Column IDisposableとusingによる終了処理

第12章 インデクサとプロパティ

  • 12-1 インデクサとはなにか?
  • 12-2 インデクサと配列の違い
  • 12-3 インデクサを自作する
  • 12-4 読み出し専用インデクサ
  • 12-5 数値以外で指定するインデクサ
  • 12-6 プロパティを使う
  • 12-7 プロパティと+=演算子
  • 12-8 好ましくない使い方

第13章 処理を委譲するデリゲート

  • 13-1 デリゲートとはなにか?
  • 13-2 名前の異なるメソッドに委譲する
  • 13-3 staticなメソッドへの委譲
  • 13-4 デリゲートはインスタンスを選ぶ
  • 13-5 戻り値と引数が合えば委譲できる
  • 13-6 継承でも実現できるか?
  • 13-7 デリゲートをオブジェクトとして使う
  • 13-8 privateなメソッドへの委譲
  • 13-9 移譲先の合成
  • 13-10 移譲先リストの変更
  • 13-11 デリゲート型の同一性

第14章 インターフェースの活用

  • 14-1 インターフェースの効能
  • 14-2 継承で実現した例
  • 14-3 インターフェースの継承
  • 14-4 プロパティ,インデクサ,イベントとインターフェース
  • 14-5 同名のメソッドを持つインターフェース
  • 14-6 自作クラスをforeach可能にする
  • 14-7 ソート順を操る
  • 14-8 外部から条件を指定してソートする
  • 14-9 国際化を意識した自動文字列化

第15章 C#の配列機能

  • 15-1 C#の一次元配列
  • 15-2 二次元以上の配列
  • 15-3 参照型の配列
  • 15-4 初期化と省略構文
  • 15-5 参照型配列の初期化
  • 15-6 配列のメソッド
  • 15-7 配列にforeachでアクセスする
  • 15-8 配列をソートする
  • 15-9 ソートの条件をカスタマイズする
  • 15-10 配列のバイナリーサーチ
  • 15-11 引数と戻り値に使われる配列
  • 15-12 文字配列と文字列の相互変換

第16章 列挙型の活用

  • 16-1 列挙型とはなにか?
  • 16-2 列挙型をConsole.WriteLineする
  • 16-3 列挙型で漢字を使う
  • 16-4 最後の要素に付くカンマ
  • 16-5 数値として使う列挙型
  • 16-6 内部処理用の数値型の変更
  • 16-7 privateな列挙型
  • 16-8 名前に任意の数値を与える
  • 16-9 数値指定時のトラブル例
  • 16-10 列挙型の数値計算
  • 16-11 値の名前を得る
  • 16-12 列挙型のすべての名前を得る
  • 16-13 列挙型のすべての数値を得る
  • 16-14 文字列から列挙型の値へ
  • 16-15 文字列への変換

第17章 言語に内蔵されたイベント機能

  • 17-1 C#のイベント機能とはなにか?
  • 17-2 複数ハンドラを扱うイベント
  • 17-3 イベントのハンドラに引数を渡す
  • 17-4 staticなイベント
  • 17-5 イベントではできないこと
  • 17-6 独自のハンドラ管理
  • 17-7 継承とイベントの比較
  • 17-8 ウィンドウにおけるイベントの使われ方
  • 17-9 複数ボタンに対応するハンドラ

第18章 例外とエラー処理

  • 18-1 例外とはなにか?
  • 18-2 例外と他の方法を比較する
  • 18-3 例外を区別して扱う
  • 18-4 すべての例外をキャッチする方法
  • 18-5 確実な終了処理を行うfinally
  • 18-6 finally文はbreak文やreturn文でも有効
  • 18-7 深い階層からの例外
  • 18-8 ユーザープログラムが発生させる例外
  • 18-9 例外を再発生させてのエラー処理
  • 18-10 例外クラスを自作する
  • 18-11 例外クラスのインスタンスを活用する
  • 18-12 さまざまな例外

第19章 プリプロセッサ

  • 19-1 プリプロセッサとはなにか?
  • 19-2 条件を自分でコントロールする
  • 19-3 ソースにシンボルの定義を埋め込む
  • 19-4 シンボルを解除する
  • 19-5 #ifとifの違い
  • 19-6 複雑な条件の指定
  • 19-7 誤った使い方
  • 19-8 複数条件を記述するための#elif
  • 19-9 自作のエラーや警告を発する
  • 19-10 IDEで折り畳む

第20章 実行時に参照可能な属性

  • 20-1 属性(アトリビュート)とはなにか?
  • 20-2 属性を自作する
  • 20-3 クラスに付く属性
  • 20-4 複数の属性を持たせる
  • 20-5 名前付きパラメータ
  • 20-6 2つの利用可能な属性名
  • 20-7 機能の廃止予定を事前に告げるObsolete属性
  • 20-8 Win32 APIの呼び出し
  • 20-9 込み入ったAPI呼び出し
  • 20-10 Webサービスで使われる属性
  • 20-11 より高度なWebサービス

第21章 ポインタを使用できる「安全でないコード」

  • 21-1 「安全でないコード」とはなにか?
  • 21-2 さまざまなものに付加できるunsafeキーワード
  • 21-3 固定変数と移動可能変数
  • 21-4 移動可能変数メモリを参照するfixedステートメント
  • 21-5 配列にポインタアクセスする
  • 21-6 ポインタのサイズ
  • 21-7 ポインタを演算する
  • 21-8 一時変数を容易に確保するstackalloc
  • 21-9 「安全でないコード」が本当にほしくなる事例

Appendix C#言語文法早見表

著者プロフィール

川俣晶(かわまたあきら)

1964年4月生まれの東京出身。東京農工大化学工学科卒業。ENIXにてドラゴンクエスト2 MSX/MSX2版移植等のゲームソフト開発を行う。その後,マイクロソフトでMicrosoft Windows 2.1~3.0の日本語化に従事。現在はピーデー代表取締役。日本XMLユーザーグループ代表。過去に経験したプログラム言語はアセンブラ(8080A, Z-80, 6800, x86),BASIC,C言語,C++,Java,C#,JavaScript等。コンピュータの前を離れれば,下高井戸のアマチュア郷土史研究家となり,下高井戸周辺の暗渠や河川跡を探索する。

【主な著書】実践Web2.0論 Web2.0を第二のネットバブルにしないための警告の書/2006年/アスキー刊.実例で学ぶ! [入門と実践] Ajax+XML/2006年/技術評論社刊,パソコンにおける日本語処理・文字コードハンドブック/1999年/技術評論社刊,はじめてのWindowsプログラミング/1993年/ソフトバンククリエイティブ刊,C言語教科書 入門編/2009年/日経BP刊