稼げるJAVA 今より楽するコーディング
2005年1月14日紙版発売
マルチパラダイムシステムズ 著
四六判/312ページ
定価2,068円(本体1,880円+税10%)
ISBN 4-7741-2217-3
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書籍の概要
この本の概要
Javaの入門書(文法書)を卒業したならば,あとは,実践でプログラムをドンドン作成するしかありません。しかし,なぜかうまく作れず,また入門書に戻って,「おかしいな?」「どうしてだろう?」と悩む人が沢山います。しかし,入門書には,今悩んでいる問題への回答は,見つかりません。なぜならば,実践のプログラミングで必要とされる,テクニックなどは,入門書には全く言及されていないからです。本書は,入門書を卒業したが,今ひとつうまくプログラムが組めない人におくる福音書です。
こんな方におすすめ
- Javaでプログラムを組んでいるが、どうもうまく組めない人
- Javaの入門書を読み終えた人
目次
第1章 一歩進んだJavaプログラマーになるために
- オブジェクト指向,恐るるに足らず
- 手間をかけて一味違う,使ってもらえるクラスを目指せ
- プログラムは,修正するのが当たり前
- 手を抜く努力を惜しまない
- ブックマークにリファレンス
- 新しいことに積極的に興味を示す
- ウェブページ・プログラミング関連雑誌・メーリングリスト(ネットニュース)
第2章 Java流コーディングの極意
- コーディングルールを決めよう
- インデント・プログラムの1行の文字数(エディターの横幅)・コメント・TABコード・その他
- クラスライブラリやパッケージのインポート
- オリジナルのパッケージを作る
- パッケージ名を決める・自分で作ったプログラムをパッケージに配置する・自分で作成したオリジナルパッケージを利用する
- 同じクラスの全てのオブジェクトに影響を与える『static』の掟
- staticメソッドを作る・staticの便利な利用方法
- 『final』変わらぬ値の掟
- クラスや変数に関する命名の掟
- クラス名(インターフェース名)・メソッド名・変数名・定数名
- 転ばぬ先の例外処理とfinally
- 例外処理の基本・例外とエラーの種類・外部に自分のプログラムの例外を知らせる throw・忘れる前にfinally
- やってはならないコーディング
- プログラムのコピー&ペースト・booleanの判定の書き方・クラスやメソッドの太りすぎ傾向に注意・「読みにくいぞ」このネスト
- これだけは知っておきたいクラスとパッケージ
- java.langパッケージ・java.utilパッケージ
第3章 コンパイルで困ったら
- コンパイルエラーの基本 94
- そもそもコンパイルって?・エラーメッセージの読み方
- 頻出? エラーメッセージ
- 単純な構文エラー・';'がない/文ではない・シンボルが解決できない・適用できません・互換性のない型
- 単純なミス
- 意外にわからないスペルミス・publicクラスとファイル名・アクセス制御権・変数は初期化されていない可能性がある・return文が指定されていない・例外に関するエラー
- エラーの独特の表現
- 推奨されないAPI・文字リテラルが閉じられていない・親がない・精度が落ちている可能性
- 言葉を補わなければわからないエラー
- 例外は報告されません・abstractメソッドをオーバーライドしません
- 継承に関連するエラーは難しい
- デフォルトコンストラクタのあれこれ・super()の呼び出しはコンストラクタの先頭文でなければならない・スーパークラスでの定義より弱いアクセス特権を割り当てようとした
- 外部環境が要因であるエラー
- 読み込めません・書き込み中にエラーが発生した
第4章 デバッグの極意
- Javaプログラムを実行しよう
- javaコマンドの使い方とCLASSPATHの設定・javacコマンドがカレントディレクトリに生成した.classファイルの扱い・mainメソッドの問題
- デバッグのパターン
- RuntimeException・assertで検知・外部に起因
- RuntimeExceptionに取り組む
- RuntimeExceptionを知る・RuntimeExceptionを読み解く・スタックトレースを追う・RuntimeException発生の根本原因を調査する
- assertを使う
- assertを仕込む・assert付きソースのコンパイルと実行・assertを仕込む場所・assertを使ってはいけない箇所
- 外部環境とのやり取りに起因するエラー
- RuntimeExceptionでないExceptionが発生する場合・カオルが飛行機に乗れなかった理由
第5章 真Java的プログラミング
- オブジェクト指向ってどういうこと?
- Javaプログラミング≒オブジェクト指向プログラミング
- クラス? インスタンス?オブジェクト?
- クラス・インスタンス・オブジェクト
- オブジェクト指向って全く新しい手法?
- 昔の開発手法・構造化手法とオブジェクト指向・実はクラスを使わなくてもJavaプログラムはできる・クラスを積極的に使ってモジュール化しよう!
- あなたのクラスは秘密主義者?
- 内部データへのアクセスは自由な方が良い?・クラス間のファイヤーウォール(アクセス修飾子)
- 継承(inheritance)をプログラミングに活かす
- 継承を使わないクラス構成・継承を使ったクラス構成
- Java界の資格・免許(interface)
- まずはinterfaceを使ってみよう・interfaceはどこに書く?・interfaceに定義できるもの・interfaceのうまみ・interfaceをしゃぶりつくそう
- メッセージは同じでも実装は十人十色(ポリモーフィズム)
- 異なるクラスでの同名メソッドの扱い・引数が異なるメソッド(オーバーロード)・全く同じメソッドの定義(オーバーライド)
第6章 Javaツールの使いこなし術
- javacの基本
- 単独ファイルのコンパイル・複数ファイルのコンパイル・Qualified name(完全修飾名)- パッケージとの関係・.javaファイルの指定方法・引数ファイル
- javacのオプション(良く使うもの)
- d オプション・-sourcepath オプション・-classpathオプションとCLASSPATH環境変数・-deprecation・デバッグ情報関連オプション・-sourceオプション(アサーション)
- javacの非標準オプション
- -Xswitchcheck オプション・J2SE 5.0の-Xlintオプション
- javadoc
- ドキュメントは大切・javadocで作成されるドキュメント・コメントとタグ・javadocを起動してみよう
- jar
- JARって?・jarコマンド・クラスパス
おわりに
- 上達するために必要なこと・覚えておくべきキーワード・最後に