知りたい!サイエンスシリーズ宇宙論の飽くなき野望―それでも96%は未だ謎、だから面白い
2007年12月13日発売
佐藤勝彦 著
四六判/248ページ
定価1,659円(本体1,580円)
ISBN 978-4-7741-3301-0
この本の概要
本書の著者である佐藤勝彦さんは,「インフレーション宇宙論」を提唱した,世界的な宇宙物理学者である。本書は,彼の功績である「インフレーション宇宙論」にいかにたどりつき,その後どのように探求してきたかを振り返りながら,宇宙の歴史と姿を分かりやすく解説する。
宇宙はどうやって生まれ,どう拡大したのか?宇宙に溢れるエネルギーはどこからやってきたのか?人間が分かっている宇宙の物質がたった4%とはどういうことなのか?
“インフレーション”をキーワードに解き明かされる宇宙の姿は,とても奇妙で不思議だが,しかし普遍的なものだった。
こんな方におすすめ
- 宇宙の始まりに興味のある方
- 物理学好きな方
- 遠くに思いをはせる方
第1章/ニールス・ボーア研究所,NORDITAでの2年間
- 理論物理のメッカ「ニールス・ボーア研究所」
- 100億年後,地球は太陽に飲み込まれる
- 天の川銀河の運動と,私たちの行く末 など
第2章/私はなぜ,宇宙論研究者になったのか
- 超新星で確かめられた「ニュートリノ閉じ込め理論」
- 中性子星はどのように生まれたか
- 地下1000mの“天文台” など
第3章/私の人生を変えた「ワインバーグ=サラム理論」との出会い
- あなたは天体物理屋で,素粒子では素人だ
- 「人生最大の不覚だった」アインシュタインの宇宙定数
- 「標準ビッグバン宇宙論」で解けなかった疑問 など
第4章/こうして私は「インフレーション宇宙論」を生み出した
- なぜ宇宙は火の玉宇宙として始まった?
- 宇宙で起きた「真空の相転移」
- 宇宙の「平坦性問題」
- 宇宙はなぜ物質でできているのか? など
第5章/私とアラン・グース,スティーブン・ホーキング
- 「インフレーション」で解けた四つの問題
- ブラックホールとワームホールの出現
- 宇宙は無限に増殖する
- ホーキング流でも宇宙は多重発生 など
第6章/今,わかっている宇宙論パラメータ
- 今,何がどこまでわかっているか
- 宇宙の年齢は若すぎても困る!
- 気球で宇宙背景放射を精密観測
- 観測でわかった「宇宙は平坦」という事実 など
第7章/宇宙論はどこに向うのか
- 宇宙の96%は正体不明!
- 暗黒物質の“怪しい候補”
- 第2のインフレーションが始まった!?
- 観測と理論の矛盾から「新しい真理」が生まれる など
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