WEB+DB PRESS plusシリーズプログラマのための文字コード技術入門

[表紙]プログラマのための文字コード技術入門

紙版発売
電子版発売

A5判/400ページ

定価2,838円(本体2,580円+税10%)

ISBN 978-4-7741-4164-0

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この本の概要

より深く知り,すぐ試し,上手に実装したい。プロの道を進む方々にお届けしたい「ベーシック」,WEB+DB PRESS plusシリーズ「技術入門」の第1弾です。

コンピュータにおいてテキストデータを扱う上で欠かせない文字コード。文字と符号(ビット組み合わせ)で形作られる文字コードの基本的な性質はシンプルです。しかし,文字コード,とりわけ日本語情報処理となると,数々の落とし穴が潜む,ときに専門的な知識が求められる,そのような難易度の高いイメージが漂うのはなぜでしょうか。その背景を探ると,文字コードとは切っても切り離せない「文字という存在,そのものの難しさ」「規格を含む過去の経緯の積み重ね」の影響が浮かび上がってきます。

本書では,文字そのものと,文字コードの歴史を少しずつ解きほぐしながら,文字コードの原則,変遷,おもな規格の要点をはじめとした基礎知識を丁寧に解説。さらに,Unicode,日本の文字コード規格,文字化けのメカニズム,コード変換の基礎,Java,Ruby 1.8/1.9での扱い,はまりやすい落とし穴とその対処など,広くソフトウェアエンジニアの方々,プログラマの方々へ,今知っておきたい技術情報を厳選してお届けします。

こんな方におすすめ

  • ソフトウェアエンジニアの方々
  • 日本語情報処理を扱うアプリケーションの開発者の方々
  • データフォーマットの設計にかかわる開発者の方々

本書籍に関するお知らせ

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刻々と移り変わる情報技術,インターネットの業界。次々と登場する新技術を,日々キャッチアップするのは大変です。技術の進化を追うためは,知識の積み重ねが必要な場面が多々あります。

著者プロフィール

矢野啓介(やのけいすけ)

北海道札幌市出身,工学修士(北海道大学,システム情報工学専攻)。(株)富士通研究所に勤務し企業向けソフトウェア技術の研究開発に従事するかたわら,ライフワークとして文字の符号化を探求。オープンソースの仮名漢字変換ソフトウェアSKKのJIS第3第4水準漢字辞書の開発に携わる。ソフトウェア工学分野の研究により,情報処理学会から2017年度山下記念研究賞を受賞。